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Amazonエクスペリエンスセンターに行ってきました-ダイワハウスTRY家 寄稿

2018/07/23 メディア掲載実績 
by PALO ALTO INSIGHT, LLC. STAFF 

Amazonエクスペリエンスセンターに行ってきました-ダイワハウスTRY家 寄稿

Amazonエクスペリエンスセンターに行ってきました

アメリカ時間の2018年5月8日にAmazon社より発表された。
Amazonエクスペリエンスセンター(英語ページ)
アメリカ最大の住宅建築業者であるLENNAR社と組んで全米各地に15ほどのアレクサ搭載のショールームを建築、一般公開したのです。

これから家を購入する人向けのショールーム

前回紹介したAmazonスマートホームコンサルテーションサービスは既存のホームオーナー向けで、今回発表されたAmazonエクスペリエンスセンターは、これから家を購入する人向けのサービスです。そのエクスペリエンスセンターと名付けたショールームは、誰でも予約なしで営業時間内にいつでも遊びに行けるようになっています。LENNAR社本社があるフロリダ州に5つ、カリフォルニア州に2つ、テキサス州に2つ、ネバダ州、サウスカロライナ州などを始め、Amazon本社があるワシントン州にも1つショールームが公開されています。

今回は、その15箇所に一斉公開されたショールームの中でもフラッグシップと位置付けられている家の一つ、フロリダ州にあるSatori Executive Estates(英語ページ)にさっそく訪問してきました。

いろいろな視点で体験できる

このショールームに搭載されているスマートホーム機能は以下の通りとなっています。

・Amazon Echo
・ビデオドアベル
・スマート掃除機
・スマートライト
・スマート温度計
・スマートスプリンクラー
・スマートロック
・スマートカメラ
・スマートオーディオ
・エンターテインメント(映画など)
・スマートシェード(ブラインド)
・Fire TV
・Amazon Dash Button
・EV車用チャージャー

マートドアベルのリングが設置されている壁。『アレクサに玄関見せて、と言ってみてください』と書いてあります。

ショールームに行くと、まずはLENNAR社の社員がドアを開けて挨拶をしてくれました。そして次に奥からAmazonの社員が登場。不動産を販売する営業の人だけでなく、Amazonの社員が細かくデバイスの説明をしてくれるので、訪問した人もいろいろな視点で体験できる利点があります。そして、家のいろいろな場所に、『アレクサにこう言ってみてください』という張り紙がしてあります。

例えば、スマートシェードはこんな感じです。アレクサに『シェード下げて(上げて)』というと自動的にカーテンが降りるところを自分で体験できます。

Dash Buttonの使い方に関しても丁寧に説明してくれます。これは、家のちょっとした押し入れにペーパータオルなどの切れたら困るものを保管してあるところです。各棚にDash Buttonを置いておけば、もうすぐ無くなりそうだな、と思ったそのときにボタンを押して注文できる、というわけです。

また、面白い点が、全てのLENNAR社の建築する家はWi-Fi認定ホームとなっており、家のどこにいてもインターネットのコネクションが最適になるように保証されていると書いてありました。かなりスマートホーム化に力を入れているように見受けられます。また、Amazonプライム会員だとスマートホームの体験がさらによくなると書かれています。(実際にAmazon EchoやFire TVを使って音楽や映画を流すときにプライム会員でないとアクセスできないコンテンツもあるのでこれはその通りだと思います)このようにして、プライム会員とAmazon Echoの相乗効果を狙っているところも見受けられます。

全てのショールームに下記のブレーカーキットのような電気機器コントロールパネルボックスが設置されています。ここにスマートホーム関連のコントローラーが全て綺麗に収まり、一元管理できるというわけです。家を購入した後に、Amazonの電気工事技術者がこのコントローラーの設計をしてくれるそうです。

LENNAR社の建築するWi-Fi認定ホームの紹介パネル。(左)/スマートホーム関連のコントローラーを一元管理。(右)

スマートホーム対応がビルトインでなされているか

今回の訪問では、消費者が好きなように家の中をツアーしてアレクサを使って遊べるというカジュアルな体験を提供していました。誰でも遊びにいけるショールームを展開することで、家を購入するその瞬間からアレクサを使えるようにするという戦略です。このアプローチはAmazon以外にも、AppleやGoogleも行っており、例えばAppleの場合同じく全米大手の住宅ビルダーであるBrookfield Residential社と組んでApple HomeKit搭載型の家を標準として販売していくことを発表しています。

Apple HomeKitの紹介ページ
Brookfield Residential社がHomeKit搭載型の家を標準として販売することを発表(英語ページ)

私の世代も一般的に言われる住宅購入世代です。周りの友人にも購入をしている友人や投資目的に数件家を購入している人もいます。そんなときに、場所や値段だけではなく、どれだけスマートホーム対応がビルトインでなされているかという要素が今後住宅購入の決め手となるのかもしれません。

鍵を持たなくても指先で車の鍵が開けられる技術が当たり前になったように、スマートホーム機能が当たり前に搭載されている家を購入する日もそう遠くない未来に訪れそうです。消費者としては、自分で家を購入した後に電気工事などを手配するよりも、全てがパッケージになっている方がありがたい、というところでしょう。

パロアルトインサイトについて

AIの活用提案から、ビジネスモデルの構築、AI開発と導入まで一貫した支援を日本企業へ提供する、石角友愛氏(CEO)が2017年に創業したシリコンバレー発のAI企業。

社名 :パロアルトインサイトLLC
設立 :2017年
所在 :米国カリフォルニア州 (シリコンバレー)
メンバー数:17名(2021年9月現在)

パロアルトインサイトHP:www.paloaltoinsight.com
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com

石角友愛
<CEO 石角友愛(いしずみともえ)>

2010年にハーバードビジネススクールでMBAを取得したのち、シリコンバレーのグーグル本社で多数のAI関連プロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。その後HRテック・流通系AIベンチャーを経てパロアルトインサイトをシリコンバレーで起業。データサイエンティストのネットワークを構築し、日本企業に対して最新のAI戦略提案からAI開発まで一貫したAI支援を提供。東急ホテルズ&リゾーツ株式会社が擁する3名のDXアドバイザーの一員として中長期DX戦略について助言を行う。

AI人材育成のためのコンテンツ開発なども手掛け、順天堂大学大学院医学研究科データサイエンス学科客員教授(AI企業戦略)及び東京大学工学部アドバイザリー・ボードをはじめとして、京都府アート&テクノロジー・ヴィレッジ事業クリエイターを務めるなど幅広く活動している。

毎日新聞、日経xTREND、ITmediaなど大手メディアでの連載を持ち、 DXの重要性を伝える毎週配信ポッドキャスト「Level 5」のMCや、NHKラジオ第1「マイあさ!」内「マイ!Biz」コーナーにレギュラー出演中。「報道ステーション」「NHKクローズアップ現代+」などTV出演も多数。

著書に『AI時代を生き抜くということ ChatGPTとリスキリング』(日経BP)『いまこそ知りたいDX戦略』『いまこそ知りたいAIビジネス』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『経験ゼロから始めるAI時代の新キャリアデザイン』(KADOKAWA)、『才能の見つけ方 天才の育て方』(文藝春秋)など多数。

実践型教育AIプログラム「AIと私」:https://www.aitowatashi.com/
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com

 

※石角友愛の著書一覧

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