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アメリカ最新IpT事例:スマートドアベル – 大和ハウス工業TRY家

2019/04/26 メディア掲載実績 
by PALO ALTO INSIGHT, LLC. STAFF 

大和ハウス工業TRY家 私のlot的Life〜シリコンバレーからレポート〜 記事掲載

こんにちは。パロアルトインサイトCEO・AIビジネスデザイナーの石角友愛です。
今回はスマートドアベル(チャイム)のRing(英語ページ)をご紹介します。

どこからでもスマートフォンで来訪者を
確認できるスマートドアベル

Ring社は2012年に創業し、2018年にアマゾンに買収されたスタートアップ企業。作っているものは、スマートドアベルと呼ばれるセキュリティカメラ搭載のドアチャイムです。以前、アマゾン社員による無料スマートホームコンサルテーションを受けた時にRing購入を強く勧められたため、購入しました。

私がRIng社製ビデオドアベル(以下Ring)を買ったのは、家のチャイムがスマート化しておらず、誰が来たか遠隔で分からないという課題があったためです。

※イメージ

Ring(ビデオドアベル)の取り付け方

取り付け方法は極めてシンプルです。手順は以下の通りです。

画像シェアで防犯対策

Ringを導入して分かったことは、防犯対策のために効果があるということです。Ring社の公式ウェブサイトに公開されている情報では、ロサンゼルス市とニューアーク市で行った実験で、Ringをドアに置いている家とそうでない家で、空き巣が入る確率が最大50%以上少なかったということです。

なぜ、空き巣に入られる確率が下がるのでしょうか?それは、Ringが単なる防犯カメラだけではなく、画像をシェアする機能に理由があると私は推測します。Ringユーザーは、毎月3ドル払うと過去60日間の動画を保存して自分が選んだ人(家族、ご近所さん、友人など)に共有できます。Ringの動体検知機能は非常に優れており、ドアに誰かが近づくと全て動画が記録されます。

アメリカでは一軒家が多く、アマゾンなどの宅配物は家のドアの前に放置されます。それを盗む人が多いのですが、Ringが設置されていると誰が盗んだか一目瞭然です。手慣れた常習犯は顔をマスクで隠したりフードを被ったりしながら盗みますが、盗む瞬間をRingが記録しています。そして、その情報をご近所さんにシェアしたいと思う人が多く、Ringのアプリから、「この風貌の人に注意!」という情報が取得できます。

※イメージ

情報共有アプリとして活用

最近では、私の住んでいる町でコヨーテが出没したことがかなり話題になって、実際にRingのシェアリング機能を使って、明け方に2匹のコヨーテがゴミ箱を漁ろうとしている動画がシェアされました。

動画だけではなく、どこでその事件が発生したかという大まかな位置情報も共有されるので、昨日はここで出没して、今日はここで出没していたから、もしかしたらこの北の森に向かっているのかも、などと刑事が犯人を追跡するような気持ちでコヨーテの移動をチェックしたりできます。

プライバシーを守るため、ピンポイントで家を特定できる情報は共有されませんが、半径1km程度の範囲内でこの事件が起きたということが分かります。

※イメージ

同じように、例えば飼い猫が逃げてしまった時に猫の画像をRingアプリにあげておいて、ご近所同士の情報共有アプリとしても利用できます。最近はやりのご近所SNSに似ていますが、Ringは防犯などに特化しており動画シェアができるところが大きな違いです。最近日本でも強盗などの物騒な事件が増えていますが、マンションについている防犯カメラだけでなく、スマートセキュリティカメラとしてRingなどがついているとより安全な生活が送れるようになるかもしれません。

※イメージ

防犯だけではなく、Ringを通して遠隔でインターコムと話せるので、郵便配達の人に荷物を置いておくように指示したり、不審者がベルを鳴らした時に実際は家にいなくても、あたかも家にいるようなフリをすることもできます。

大かがりな防犯カメラは設置するのも大変で、一台あたりの費用も高くなりますが、Ringのようにスマートフォンより小さく、誰でも簡単に設置できるスマートセキュリティカメラが市場に出たことで一気に利用が広がっていると感じます。

パロアルトインサイトについて

AIの活用提案から、ビジネスモデルの構築、AI開発と導入まで一貫した支援を日本企業へ提供する、石角友愛氏(CEO)が2017年に創業したシリコンバレー発のAI企業。

社名 :パロアルトインサイトLLC
設立 :2017年
所在 :米国カリフォルニア州 (シリコンバレー)
メンバー数:17名(2021年9月現在)

パロアルトインサイトHP:www.paloaltoinsight.com
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com

石角友愛
<CEO 石角友愛(いしずみともえ)>

2010年にハーバードビジネススクールでMBAを取得したのち、シリコンバレーのグーグル本社で多数のAI関連プロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。その後HRテック・流通系AIベンチャーを経てパロアルトインサイトをシリコンバレーで起業。データサイエンティストのネットワークを構築し、日本企業に対して最新のAI戦略提案からAI開発まで一貫したAI支援を提供。東急ホテルズ&リゾーツ株式会社が擁する3名のDXアドバイザーの一員として中長期DX戦略について助言を行う。

AI人材育成のためのコンテンツ開発なども手掛け、順天堂大学大学院医学研究科データサイエンス学科客員教授(AI企業戦略)及び東京大学工学部アドバイザリー・ボードをはじめとして、京都府アート&テクノロジー・ヴィレッジ事業クリエイターを務めるなど幅広く活動している。

毎日新聞、日経xTREND、ITmediaなど大手メディアでの連載を持ち、 DXの重要性を伝える毎週配信ポッドキャスト「Level 5」のMCや、NHKラジオ第1「マイあさ!」内「マイ!Biz」コーナーにレギュラー出演中。「報道ステーション」「NHKクローズアップ現代+」などTV出演も多数。

著書に『AI時代を生き抜くということ ChatGPTとリスキリング』(日経BP)『いまこそ知りたいDX戦略』『いまこそ知りたいAIビジネス』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『経験ゼロから始めるAI時代の新キャリアデザイン』(KADOKAWA)、『才能の見つけ方 天才の育て方』(文藝春秋)など多数。

実践型教育AIプログラム「AIと私」:https://www.aitowatashi.com/
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com

 

※石角友愛の著書一覧

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