カンファレンス

RStudio::Confシリーズ

こんにちは、CTOの長谷川です。 

Rプログラミング言語について開発者が集い最新の事例紹介やツール紹介をする、RStudio::Confというカンファレンスに参加しました。RStudioとは、Rプログラミングをする際に使うアプリです。ワードを起動して文章を書くように、RStudioを起動してRのコードを書き、実行します。2日間に渡り南カリフォルニアのサンディエゴで開催されました。

参加者の登録ブース。無料でTシャツを配布している。 

参加者の登録ブース。無料でTシャツを配布している。 

内容を大きく分類すると、以下の通りです。

  • Rの中でも利用度がかなりたかまっているライブラリである「tidyverse」について
  • Rを使って分析や機械学習のモデルを作る事例紹介 
  • 各エンジニアが独自に開発したパッケージの紹介 

70個以上のプレゼンテーションを2日間でこなすため、3部屋に分かれて実施されました。全部のプレゼンを見ることは物理的に不可能なので、ある程度的を絞って見に行く必要があります。

プレゼンテーションの   予定表 

プレゼンテーションの 予定表 

 大物スピーカーとしては、ggplot2という図表作成のためのパッケージを開発し、tidyverseの中心的人物であるHadley Wickham氏、RStudioの創業者であり近年TensorFlowをRから使えるようにしたJ. J. Allaire氏、StitchFix社のChief Algorithm OfficerであるEric Colson氏などがプレゼンテーションをしていました。

Rはオープンなコミュニティで、言語自体が拡張しやすくできているため、多くのエンジニアが新しいパッケージを開発してはRの有用性を高めていると感じました。例えば、Rで時系列のデータを分析し易くする「tibbletime」や、機械学習のモデルを学習させるときに、クロスバリデーションをし易くするrsampleなどが紹介されていました。 

 オープンなコミュニティのもう一つの利点は、多様性です。R言語を20年以上使っているという人もいれば、使い始めて1年未満という人もいました。私が話した参加者は、例えば教育委員会、保険業界、ファイナンス、メディア、大学教授など、多様な業界から来ていると感じました。

 キーノートの様子。多様な参加者が世界中から集まっている。

 キーノートの様子。多様な参加者が世界中から集まっている。

様々な先進事例やRの使い方についての示唆を得られるカンファレンスでした。1つのブログ記事ではとてもカバーしきれないので、シリーズ化して、プレゼンテーションの中でもとくに面白かったものなどを紹介していきます!講演のタイトルなどはカンファレンスのスケジュールから見れますので、とくに知りたい内容などがあればコメントに入れるか、直接ご連絡ください。乞うご期待。

AWS Storage Weekに参加してきました

こんにちは、CTOの長谷川です。サンフランシスコにはAWS Popup Loftというコワーキングスペースがあります。TwitterやUberといった名だたる企業のビルの向かい側にあり、多くのエンジニアがそういった企業から集まって来てはAWSについて自由に無料で質問できるという、気前の良い場所です。

先週はそのPopup LoftでAWS Storage Weekという3日間のイベントに参加してきました。なんと登録料は無料です。内容としては、AWSの最新のテクノロジーや事例紹介をメインにレベルの高いスピーカー達がプレゼンと質疑応答をしていました。参加者は様々で、スタートアップのエンジニアリング部門のトップや、ビジネスオーナー、IT部門の方などとお会いしました。

Region毎にデータセンターが数カ所あり、各データセンターが10キロ以上離れている 

Region毎にデータセンターが数カ所あり、各データセンターが10キロ以上離れている 

無料で提供される朝食、昼食、軽食がとにかく美味しかったし、最後には数種類のTシャツなんかも配られました。また、スピーカーはアマゾンの社員だけではなく、AWSの面白い活用事例を見つけて来ては、クライアント企業の技術部長レベルを招待して事例紹介もさせていました。これだけのリソースを投入してこうしたイベントを開催するのは、彼らがどれだけデベロッパーやサンフランシスコ近辺に存在するスタートアップに対して力を入れているかを示していると思います。

S3については、「インターネットのストレージ」と豪語するだけのことはあるという印象を受けました。ちなみに今年でS3は11歳になったらしいです。とくに印象に残ったのは「11 9’s Durability (99.999999999%)」の指標と、導入事例の豊富さでした。11 9’sについては、簡単に言うと1000万年に1つオブジェクトを失うことを指すらしいです。導入事例が多いのは、コスト面(昨年11月に大幅値下げ)や柔軟性もさることながら、S3を中心とした機械学習と分析のエコシステムができていることが後押しをしているのでしょう。DataBricksなんかも全面的にS3を勧めているし、Apacheもオープンソースの中でS3を見据えた開発を心掛けているようです。 

無料のご飯 

無料のご飯