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〜介護業界でのIT活用〜
2021/05/18 ブログ 
by PALO ALTO INSIGHT, LLC. STAFF 

こんにちは!はじめまして!

5月より、ジュニアAIビジネスデザイナーとしてパロアルトインサイトにjoinした清水と申します。

趣味は幼稚園の頃から習っていたピアノ、動画編集、写真撮影などです。たくさんの物事に興味があります。その中で、今回は、介護業界について思うことを書きました。

私の身近な人に介護従事者がいるので、現場の雰囲気や現状に関しての情報に興味を持つようになりました。そのことから、介護の現場にITの要素を組み込むことができないのかと思うようになりました。介護業界には介護報酬という言葉があります。介護事業者が提供したサービスに対して、サービスを享受した人から支払われる報酬のことです。この制度は3年に1度,厚生労働省によって改定されます。2021年4月には介護報酬改定によって、LIFEという介護事業においてのデータベースの活用・IcTを活用した業務効率化が求められています。

人手不足の解消のためには、ITの技術によって人の手の代わりになる何か(AI/IoT)を活用する必要性ががあると考えています。ニュースを観ると、日本は世界のどの地域よりも高齢者が多く、介護の業界が変革していく必要性が早急に求められているとも言われています。

私の知る限りでは、介護業界の従事者も高齢化しているように思われます。実際に、全国労働組合総連合の調べによると、介護従事者の全体の73%が50代、37,7%が60代というデータがあります。20代〜40代の層がなぜこれほどまでに少ないのか。私自身、介護従事者の方々から聞いた話をもとに下記のようなことが考えられます。

1、介護従事者の身体・精神的な負担が大きい

→移動(高齢者の自宅訪問)や力仕事(昇降のお手伝いやベッドへの移動)が求められる現場では、体力を保持しなければならないために厳しいのが現状です。また、要介護度が上昇するにつれて、対応が変わってくるために、精神的な負担も大きくなります。

2、給料が他の業界と比較すると低い

→身近な人が勤めている会社での所得を聞く限り、低いとは思いません。時給換算しても、他の職種に劣らないくらい、それ以上であると思います。

介護従事者の割合からもわかるように、20代〜40代の層が労働者として採用されない限り、介護業界が崩壊してしまうのではないかと危惧しています。コロナの影響によって、病院が医療崩壊を起こしたように、介護業界にも崩壊の危機が訪れてしまうのではないか。

一方で、人手不足が懸念されている今、株式会社ウェルモという企業が、ケアプラン作成支援するAIを開発しています。このAIモデルはすでに福岡市で活用されています。ケアプランを作成する際には、膨大な情報と知識が求められるために、AIを活用することが業務効率化の促進・知識の格差による人手不足の解消に寄与すると思います。このようなAIを活用した介護が浸透することによって、人手不足解消のみならず、AIから提案されたプランの採用による新しい考え・サービスの創出が可能です。

コロナによって変革している社会であるからこそ、AI活用による介護事業の展開が求められ、新たなサービスが提供されるようになってくると思います。

参考文献

・厚生労働省「令和3年度介護報酬改定について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188411_00034.html

・株式会社ウェルモ HP
https://welmo.co.jp

・ウェルモ、「地域包括ケアシステムDX」のコンセプト動画を公開
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000018462.html

パロアルトインサイトについて

AIの活用提案から、ビジネスモデルの構築、AI開発と導入まで一貫した支援を日本企業へ提供する、石角友愛氏(CEO)が2017年に創業したシリコンバレー発のAI企業。

社名 :パロアルトインサイトLLC
設立 :2017年
所在 :米国カリフォルニア州 (シリコンバレー)
メンバー数:17名(2021年9月現在)

パロアルトインサイトHP:www.paloaltoinsight.com
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com

石角友愛
<CEO 石角友愛(いしずみともえ)>

2010年にハーバードビジネススクールでMBAを取得したのち、シリコンバレーのグーグル本社で多数のAI関連プロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。その後HRテック・流通系AIベンチャーを経てパロアルトインサイトをシリコンバレーで起業。データサイエンティストのネットワークを構築し、日本企業に対して最新のAI戦略提案からAI開発まで一貫したAI支援を提供。東急ホテルズ&リゾーツ株式会社が擁する3名のDXアドバイザーの一員として中長期DX戦略について助言を行う。

AI人材育成のためのコンテンツ開発なども手掛け、順天堂大学大学院医学研究科データサイエンス学科客員教授(AI企業戦略)及び東京大学工学部アドバイザリー・ボードをはじめとして、京都府アート&テクノロジー・ヴィレッジ事業クリエイターを務めるなど幅広く活動している。

毎日新聞、日経xTREND、ITmediaなど大手メディアでの連載を持ち、 DXの重要性を伝える毎週配信ポッドキャスト「Level 5」のMCや、NHKラジオ第1「マイあさ!」内「マイ!Biz」コーナーにレギュラー出演中。「報道ステーション」「NHKクローズアップ現代+」などTV出演も多数。

著書に『AI時代を生き抜くということ ChatGPTとリスキリング』(日経BP)『いまこそ知りたいDX戦略』『いまこそ知りたいAIビジネス』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『経験ゼロから始めるAI時代の新キャリアデザイン』(KADOKAWA)、『才能の見つけ方 天才の育て方』(文藝春秋)など多数。

実践型教育AIプログラム「AIと私」:https://www.aitowatashi.com/
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com

 

※石角友愛の著書一覧

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