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PIVOT「トップランナーの学びの履歴書」第1話〜AI起業家がハーバードMBA留学で得た学びの原点〜 

2022/08/08 メディア掲載実績 
by 関口 

AI起業家がハーバードMBA留学で得た学びの原点

構成/加々美 翼

社会人になってからも学びを継続し、新しい分野で活躍し続ける人は、何をどう学んでいるのか。AI起業家の石角友愛氏が、ハーバード・ビジネス・スクールの学生、米Google社員、起業家とそれぞれの立場で培った「学び方」を語る。

MBA留学で人生が180度変わった

私は、ボーディングスクール2校を経て、オバマ前大統領も通ったことで知られる米ロサンゼルスのリベラルアーツカレッジであるオキシデンタル・カレッジに進学しました。

卒業後は帰国し、起業家を支援するインキュベーションビジネスを立ち上げて3年間ほど運営。その後、ハーバード・ビジネス・スクール(以下、HBS)にMBA留学をしました。

 

 

私が卒業したアメリカのリベラルアーツカレッジでは、大学院に進学するのが当たり前でした。そこで、いつか大学院に進学したいと思っていたので、一大決心というよりは、シンプルに実行に移しただけです。

MBA以外の大学院も視野に入れ、各大学院のOBなどに話を聞いてイメージを膨らませた上で選んだ進学でしたが、予想を超えた学びがあり、この2年間の留学で人生が180度変わったと思います。

よく、MBAに行って役立つのはコネや人脈と言う人がいますが、私の実感としては、もっと大きい収穫があります。

MBAの根幹となる学業を通じて、いろいろな業界や職種の知識の多さと深さの両方を得ることができた、という感覚のほうが圧倒的に大きかったです。

当たり前のことのようですが、知らないことは見つけることができません。知ることで世界が広がり、選べるようになるからです。

ハーバードビジネス校舎(写真:iStock/Pgiam)

 

100人の秀才に埋もれない発言を

HBSの授業はケーススタディが多く、「自分がこの会社の経営者ならどうするか」というリアルな想定をもとに議論を重ねることになります。

実際の会社や数十人の社員のインタビューを元にファクトが並んでいる資料を読み込んで、まずはtake-away(要点)を自分なりに導き出すことから始めます。その上で、議論の助けになるような発言をします。

HBSは、成績の50%が授業中の発言(残りが試験)で決まります。100人の優秀な人に囲まれて、その誰もが発言したいという空気の中で、他の人の学びにもなるような発言をするハードルはとても高い。

高校からアメリカの学校に通い、自分の言葉で構成し、アウトプットするという文化に身を置いていた私にとっても、これは大変でした。

アメリカ人でも苦労します。「発言をどう乗り越えるか」をテーマにしたセッションが、英語のネイティブ・非ネイティブ関係なく全生徒向けに設けられているほどです。

 

Learning Teamで毎朝6時から予習

授業で有益な発言をするためには、とにかく予習が肝心です。

別のクラスの生徒5人ほどで構成された、予習するためのLearning Teamがあったほどです。朝8時半からの授業の前にチームで集まり、その日に扱われるケーススタディ3つに関して議論をするなど、一緒に予習をします。

ハーバード1年目の生活は、朝4時に起きて、そのLearning Teamの前にまず自分で資料を読んでから、コーヒー片手に6時からはメンバーで議論をし、その後8時半から授業に出席。

14~15時くらいに授業が終わり、その後も翌日の授業に向けて予習をする毎日で、夜飲みに行くような時間はほとんどありませんでした。

(写真:iStock/mangpor_2004)

この1年目の日々で、ビジネスの現場でもずっと役立つ普遍的なことが学べました。それは、要点をつかみ、発言したい人同士が集まる中で有益な発言をすること。そして自分だけで学ぶのではなく、議論をしながら理解を深め、協力しながら学ぶという姿勢です。

 

実践の2年目で開けた次のチャレンジ

1年目は全員が同じ授業を必須科目として履修します。ひたすら知識を吸収し、いろいろな角度からビジネスを学び、インプットとアウトプットを繰り返すのを経て、2年目は自分が深めたいテーマを定めて、そのテーマについての実践的な学びへとシフトします。

転機となったのは、1年目と2年目の間にあるサマーインターン。私は戦略コンサルティングファームに行き、日本の大手メディアのデジタル化プロジェクトに携わりました。

ITに興味があったわけではなく、偶然アサインされたのですが、その2カ月間で「自分はこういうことがやりたいんだ」と気づいたのです。何も分からず一生懸命吸収した1年間の学びを、そこで昇華できたのだと思います。

その経験を経て、2年目ではIT戦略に特化した授業を取ったり、IT系の教授とたびたび話したりして、より実用的な学びへとつながりました。

 

在学中に妊娠したが、挑戦を続ける

卒業後のキャリアについては随分悩み、教授にも相談をしました。インターン先の戦略コンサルからオファーをもらっていましたが、IT領域を担当できるとは限らない。

オファーを断り、経験はないものの、やりたいことであるシリコンバレーのIT企業に挑戦するべきかどうか、迷いました。

私はハーバード2年目のときに、妊娠中だったのです。それも含めて、最先端のシリコンバレーIT企業への挑戦は無謀か、とも思いました。しかし、教授から言われた言葉は「なぜ、そんなこと考えるの?」でした。

なんのためにMBA留学をしたのか。その理由の一つは、挑戦の機会を得るためだったことを思い出しました。

ハーバードのMBAを取ることで、経験のある分野だけではなく、別の分野の会社にも採用されるチャンスがある。新しいチャレンジをして、3次元的にキャリアを構築したいと思い、挑戦の道を選びました。

 

HBS卒業時の写真(石角友愛氏提供)

※<2話>に続く。2話ではGoogle本社入社後の学び、実践について話します。

パロアルトインサイトについて

AIの活用提案から、ビジネスモデルの構築、AI開発と導入まで一貫した支援を日本企業へ提供する、石角友愛氏(CEO)が2017年に創業したシリコンバレー発のAI企業。

社名 :パロアルトインサイトLLC
設立 :2017年
所在 :米国カリフォルニア州 (シリコンバレー)
メンバー数:17名(2021年9月現在)

石角友愛
<CEO 石角友愛(いしずみともえ)>

2010年にハーバードビジネススクールでMBAを取得したのち、シリコンバレーのグーグル本社で多数のAI関連プロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。その後HRテック・流通系AIベンチャーを経てパロアルトインサイトをシリコンバレーで起業。データサイエンティストのネットワークを構築し、日本企業に対して最新のAI戦略提案からAI開発まで一貫したAI支援を提供。AI人材育成のためのコンテンツ開発なども手掛け、順天堂大学大学院医学研究科データサイエンス学科客員教授(AI企業戦略)及び東京大学工学部アドバイザリー・ボードをはじめとして、京都府アート&テクノロジー・ヴィレッジ事業クリエイターを務めるなど幅広く活動している。また、毎日新聞「石角友愛のシリコンバレー通信」、ITメディア「石角友愛とめぐる、米国リテール最前線」など大手メディアでの寄稿連載を多く持ち、最新のIT業界に関する情報を発信している。「報道ステーション」「NHKクローズアップ現代+」などTV出演も多数。

著書に『いまこそ知りたいDX戦略』『いまこそ知りたいAIビジネス』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『経験ゼロから始めるAI時代の新キャリアデザイン』(KADOKAWA)、『才能の見つけ方 天才の育て方』(文藝春秋)など多数。

パロアルトインサイトHP:www.paloaltoinsight.com
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com
※石角友愛の著書一覧

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