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ギフテッドを育てるために、日本でも実践できる教育メソッドとは
2022/09/01 教育, ブログ, PAIoneer PRO 
by suzuki 

我が子がギフテッドだと思った時に覚えておきたい、日本で実践できる教育メソッドとは


▼目次

我が子がギフテッドだと思ったら?2人の天才児を育てた母のアドバイス

ホームスクール=悪ではない?

家庭で実践できるギフテッド教育

おわりに


前回の記事では、ギフテッドとは?という基礎的な部分をご紹介してきました。10人に1人はギフテッドともいわれている通り、自分の子供がギフテッドなのでは?と思う方も多くいらっしゃると思います。今回は、そんな方々により参考になるような実際にギフテッド2人のギフテッドを育て上げたアメリカで有名な母親の教育方法や、アメリカで増えるホームスクールの実情、家庭で実践できるギフテッド教育などをパロアルトインサイトCEOの石角友愛の著書「アメリカギフテッド教育最先端に学ぶ 才能の見つけ方、天才の育て方」より抜粋してご紹介したいと思います。
ギフテッドの片鱗を見せる子供でも親や大人たちが気づかなければ、一生普通の人で終わってしまいます。ぜひこの記事でギフテッドの育成に何が必要なのかご理解いただけると幸いです。

我が子がギフテッドだと思ったら?2人の科学の天才を育てた母のアドバイス

アメリカで有名なギフテッドの一人に、15歳でがんの早期発見を発明した「天才少年」がいます。その子供はジャック・アンドレイカ君といい、実はお兄さんもギフテッドで兄弟二人ともインテルの国際学生科学フェア優勝、入賞するなどの経歴を持っています。

その二人のギフテッドを育てた母親のジェーン・アンドレイカ氏は、アメリカでも有名なお母さんとして、TEDトークのビデオもありますのでそちらから6つの心得をみなさんに紹介したいと思います。

1.結果は褒めるな

褒めるのは、過程のみで、努力をしたというプロセスを褒めるのが大事であり、誰でも結果が出せるようなもので金賞を取ったとしてもそれを褒めることはしてはいけないとまず話しています。子育てでは、「頭がいいね」などの褒め方をすると、さらに難しいことにチャレンジした際に間違いを犯すのが怖くなってしまう子に育ってしまいますが、努力した過程を褒めることにより努力やチャレンジが素晴らしいというスキームが出来上がり、常に学習のチャンスを迎えられると言います。

2.答えは絶対に教えない

ジェーン氏は「どうして葉っぱが赤くなるの?」など親が説明できる質問でも、自分で答えに辿りつくプロセスを教え込むことが大事だといいます。その思考のプロセスを常に言語化し、説明させるようにすることが重要だと言います。多くのことを知っている人になるよりも、多くの質問ができる人に育てると、質問の過程でより多くのことを学ぶことができるのです。

3.アイデアブックを活用する

ジェーン氏の2人のギフテッドチルドレンは、常にアイデアブックというものと持ち歩いていて小さなアイデアもすぐにノートに書き留めるようにしていたと言います。アイデアという右脳に張り巡らされている想像力を、ノートに文字として形にすることで、左脳も活用することができるこどもを育てることができます。

4.簡単に成功できるものなどない

小さなステップの積み重ねが大きな成功を呼び起こすことは、さまざまな経験をしてしている大人からすると当たり前のようなことかもしれませんが、それを子供に教えることは非常に重要なことです。
ギフテッド=天才と聞くと、失敗知らずのイメージを持たれるかとおもいますが、人間ですので当たり前のように多くの失敗を経験することになります。粘り強さや、失敗から立ち直るという能力は、成功の一番の予測因子だと言われるほど重要ですので、この能力が身につくようにあえて難しい課題を与えて、それを遂行することの大切さを教えることが効果的だと言います。

5.目に見える問題は最大のチャンス

ジェーン氏は常に子供たちに、身の回りに起こることや社会の問題に目を向けるように育てたと言います。それもただ問題意識を養うという意味ではなく、「問題に見えるところこそチャンスが眠っている」ということを教えるためだったと言います。このようなピンチをチャンスと変える視点は、これからの時代に必要とされる起業家的思考力ですね。

6.親の辞書に「面倒くさい」はない

この15分のTEDトークで何度も強調しているのが、「親がめんどくさがってはいけない」という点です。親は仕事や仕事で忙しいことが多いですが、親がめんどくさがって、子供のためにさまざまな努力をすることを厭わない姿勢が子どもの成長には不可欠と言います。親が「面倒くさい」と思ってしまったらその時点で、何も始まることはありません。
ジェーン氏も2人のギフテッドを育てる際に2人になんの才能があるのか、与えれ得た選択肢は全て試して、最終的にサイエンスの分野で花開くものだと気付いたと言います。ギフテッドは、勝手に花開くものではなく、親が気づくために努力することも重要な要素だということですね。

ホームスクール=悪ではない?

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パロアルトインサイトについて

AIの活用提案から、ビジネスモデルの構築、AI開発と導入まで一貫した支援を日本企業へ提供する、石角友愛氏(CEO)が2017年に創業したシリコンバレー発のAI企業。

社名 :パロアルトインサイトLLC
設立 :2017年
所在 :米国カリフォルニア州 (シリコンバレー)
メンバー数:17名(2021年9月現在)

パロアルトインサイトHP:www.paloaltoinsight.com
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com

石角友愛
<CEO 石角友愛(いしずみともえ)>

2010年にハーバードビジネススクールでMBAを取得したのち、シリコンバレーのグーグル本社で多数のAI関連プロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。その後HRテック・流通系AIベンチャーを経てパロアルトインサイトをシリコンバレーで起業。データサイエンティストのネットワークを構築し、日本企業に対して最新のAI戦略提案からAI開発まで一貫したAI支援を提供。東急ホテルズ&リゾーツ株式会社が擁する3名のDXアドバイザーの一員として中長期DX戦略について助言を行う。

AI人材育成のためのコンテンツ開発なども手掛け、順天堂大学大学院医学研究科データサイエンス学科客員教授(AI企業戦略)及び東京大学工学部アドバイザリー・ボードをはじめとして、京都府アート&テクノロジー・ヴィレッジ事業クリエイターを務めるなど幅広く活動している。

毎日新聞、日経xTREND、ITmediaなど大手メディアでの連載を持ち、 DXの重要性を伝える毎週配信ポッドキャスト「Level 5」のMCや、NHKラジオ第1「マイあさ!」内「マイ!Biz」コーナーにレギュラー出演中。「報道ステーション」「NHKクローズアップ現代+」などTV出演も多数。

著書に『AI時代を生き抜くということ ChatGPTとリスキリング』(日経BP)『いまこそ知りたいDX戦略』『いまこそ知りたいAIビジネス』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『経験ゼロから始めるAI時代の新キャリアデザイン』(KADOKAWA)、『才能の見つけ方 天才の育て方』(文藝春秋)など多数。

実践型教育AIプログラム「AIと私」:https://www.aitowatashi.com/
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com

 

※石角友愛の著書一覧

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