イスラエルMicrosoft研究所長から学ぶ、2030年に本当に食える仕事、消える仕事

10月10日に、イスラエル未来セミナーを東京で開催しました。

秋晴れの日にたくさんの方にお集まりいただき、スピーカーである
Microsoftイスラエル研究所長のYoram Yaacovi氏と、テクニオン大学筆頭副学長であるAdam Shwartz氏の
お話に耳を傾けていました。

ヨラム氏の話は『Future Decoded』で、AIやIoTが浸透した社会でどんな仕事が必要となるか、どんな仕事が消えて無くなるか、でした。

元IBMエンジニアであり世界屈指の未来学者として知られるダビンチ研究所のトーマスフレイ氏の『162 Jobs of the Future』を元に話が展開されました。フレイ氏は、『2030年には全世界の雇用の半分に当たる20億人相当の仕事が消えて無くなるだろう』と予測しています。

ヨラム氏とトーマスフレイ氏の話をまとめると(出所:https://www.youtube.com/watch?v=szy6kM4u3ds)

例えば一番大きな打撃を受ける業界としてあげられるのは

1. 自動車

  1. Driverless Ride Experience Designer: 自動運転が数十年後に当たり前になる中、人々は、ドライバー(運転者)からライダー(乗降者)へと変わる。その変革で必要となるのは、車の中でどんな体験を人がするようになるのか、根本から考え直してデザインし、機能に落とし込む人。それをライドエクスペリエンスデザイナーと呼び、そのような仕事が今後急増するだろうと言います。
  2. Ethical Technology Advocate: 例えば自分の乗っている自動運転の車の前に、突然子供が飛び出してきた。自分の車の真後ろにはセメントトラックが走ってきている。ブレーキを踏めば子供は助かるが自分は死ぬ。そんな複雑な状況で、どのように車が判断をすべきかをプログラミングしないといけない人に対してのニーズが今後高まるだろうと予測されます。

2. 教育

Teacherless Education: 全世界の23%の子供が教育をまともに受けられていません。そしてその多くの理由が、先生が圧倒的に足り無いからです。(現在1800万人の先生が不足していると言われています)先生の数を増やすことより、先生なしでどのように教育普及が出来るようになるかを考える方がよほど建設的なのです。

3. ビッグデータ

Big Data Divers: グーグル、アマゾン、マイクロソフト社などがこぞって提供しているクラウドサービスですが、データセンターの拡大に伴って問題となるのが、土地の価格の上昇と、データセンターのクーリングダウンにかかる電力です。そこで、土地の値段もかからずに、電力を使って温度を下げる必要がない場所はどこか、と考えて出た答えが、海の中にデータセンターを作ることだということです。

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実証実験を大西洋沖1kmほどの場所で行った話を伺い、今後は海の中に設置されるデータセンターを管理する能力のあるダイビングスキルのあるビッグデータダイバーが必須となると言っていました!(写真はMicrosoft社のHPのもの。https://news.microsoft.com/natick/)

 イスラエルMicrosoft R&D Center Director のヨラム氏、参加者のみなさんと一緒に。

イスラエルMicrosoft R&D Center Director のヨラム氏、参加者のみなさんと一緒に。

 テクニオン大学筆頭副学長のアダムシュルツ氏とその奥様、参加者の皆さんと一緒に懇親会を開きました

テクニオン大学筆頭副学長のアダムシュルツ氏とその奥様、参加者の皆さんと一緒に懇親会を開きました