日本では空前のDXブームが起こっています。皆さんの中にも、社内にDX推進部ができたとか、DXを進めるよう社長から指示があったという方は多いでしょう。
とくにコロナの影響でリモートワークが急速に進んだ企業では、DX推進が最優先課題になっているという話もよく聞きます。
しかし、実際にDX推進に向けて動き出した企業の担当者の話を聞くと、
「何から手をつけていいのか、わからない」
「見積もりをとってDXプロジェクトが動き出したが、途中で頓挫した」etc…といった声のオンパレードです。
なぜ、日本企業のDXがうまくいかないのでしょうか。
そこには大小いくつもの理由がありますが、最大の原因は「DXとはいったい何を指すのか」について、経営者やDX担当者が共通言語を持っていないことにあるのではないでしょうか。
本書ではDXの定義から始まり、欧米や日本の数多くの企業の事例を紹介しながら、皆さんの会社のDXを推進するための考え方やフレームワークについてお伝えしていきます。
目次
第1章 そもそもDXとは何か?
第2章 DXを推進するために超えるべき壁1「何から手をつければいいかわからない」
第3章 DXを推進するために超えるべき壁2「なかなか実現フェーズに進まない」
第4章 DXを推進するために超えるべき壁3「リソースが足りない」
第5章 成功するDXのあるべき姿
おわりに――ダイバージェンスの時代を迎えるにあたって
パロアルトインサイトは本社をシリコンバレーにおき、企業のAI導入とDX推進の支援を行っています。
日本のDXがうまくいかない背景には、そもそも「DX」がなにかがわかっていないことと、プロジェクトの各段階で表出する「3つの壁」を超えられないことがあります。
そこで本書では、「DX」とはなにかを解説したのち、この3つの「壁」について原因と解決策を提示していきます。
さらに、著者が実際にDXを支援している国内企業や、Netflix、ワシントンポストなど、DXに成功している企業の事例を豊富に紹介。特に、成功するDXのあるべき姿としてNetflixをあげ、DVD郵送ビジネスからどのように動画ストリーミングサービスに移行したかを解説しています。
ぜひご一読ください。