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シリコンバレー在住者のAmazon echo活用事例 – フォーブスジャパン 取材記事 掲載

2018/06/06 メディア掲載実績 
by PALO ALTO INSIGHT, LLC. STAFF 

フォーブスジャパン

「仕事から子育てまで、Amazon echo3台を使い倒すライフハック術」掲載

 

いま、「音」が我々の生活を大きく変えようとしている。2017年、Amazon EchoやGoogle Homeといったスマートスピーカーが日本に上陸。2018年は「音声×テクノロジー」がさらに盛り上がりを見せると予想されている。

では、既に成人への普及率が20%を超えているアメリカでは、スマートスピーカーによってどのように生活が変わったのか。集中連載の第3回となる本記事で尋ねたのは、AIビジネスデザイナーとして日本企業にシリコンバレーのAI技術や活用法、それをもとにした組織設計を提案するパロアルトインサイトCEOの石角友愛(いしずみともえ)氏。

シリコンバレーで生活する彼女が使い倒す、スマートスピーカーの活用法とは。(集中連載 第1回第2回はこちら)

──石角さんはシリコンバレーでスマートスピーカーを積極的に活用されていると伺いました。どのような使い方をされていますか?

私は約8年前から、シリコンバレーを拠点に生活しています。使っているのはAmazon Echoの第2世代と、小型版のEcho Spotを2台、合計3台です。Echo Spotは2台とも子供部屋に置いています。Echoだけだと家全体をカバーできないので、Echo Spotを子機のように使うことでそれを補う形ですね。

Echoに話しかけてEcho Spotから音楽をかけることもありますし、EchoとEcho Spotの間で私と娘が通話することもあります。子供部屋まで歩いていけばいいのですが、娘も通話を楽しんでいるようで。

──スマートスピーカーが便利なのはどのような点ですか。

音声検索も助かりますが、特に便利なのは声で家電を操作できること。例えばベッドに入ってからでも一声で家中の照明を消すことができますし、ベッドに入ってからリビングの電気を消し忘れに気づいても、起き上がる必要がありません。

ルンバの操作もすっかり音声が当たり前になりました。わざわざしゃがんで持ち上げるようなことはもうありえないです。英語を使っているからかもしれませんが、Alexa(Amazon Echoに搭載されているAIアシスタント)の自然言語処理能力はかなり高く、大抵の場合はこちらの要望に沿った返答をしてくれます。

他にはスマートホーム用セキュリティカメラ「ライトハウス」を使っています。留守にしている間の過程を録画してくれるサービスで、「私がいない間、娘はどんなことをしていたの?」と尋ねれば、画像認識で娘が映っている部分を検知して、再生してくれます。

ビジネス面では、音声でリマインダーやスケジューリングを管理しています。WeWorkやホテルにも、早くスマートスピーカーを導入してほしいですね。

Amazonの徹底したユーザーサポート

──最近はGoogle Homeのシェアも上がってきているようですが、他社のスマートスピーカーは使っていますか?

Appleの「Home Pod」は試しましたが、使い心地はAlexaの方が上。Home Podは音質などのスピーカー性能こそ高いものの、Alexaの方がこちらの指示を的確に理解してくれます。

Google Homeはたしかに高く評価されているようです。とはいえここまで生活に浸透しているAlexaを手放すのは、少し大変。既にたくさんの家具に対応しているし、アマゾンプライム会員なのでダッシュボタンも活用しています。あらゆるコンテンツにも手軽にアクセスできるのも大きい。やはり巨大なECと連動しているアマゾンは強いですよね。

また、アマゾンがすごいのは、技術だけでなく、ユーザーの使用感まできちんとサポートしていること。米アマゾンでは「スマートホーム・コンサルティング」という無料サービスを提供しています。これはアマゾン社員が自宅に来て、オススメのスマートスピーカー導入法をアドバイスしてくれるというもの。

私は吊り下げ式の照明にスマートスピーカー対応品がなくて悩んでいたのですが、「照明のスイッチをスマート家電にすればいいですよ」とアドバイスしてもらいました。なるほど!と。

──各家庭の悩みに合わせて活用法を教えてくれるということですね。

しかも、来てくれた社員さんが、ご自身の家庭におけるスマートスピーカー活用状況も教えてくるのでとても参考になります。私が話を聞いた方は、スマートドアベルシステムの「Video Doorbell(ビデオドアベル)」を導入しているそう。

これは玄関に設置した機械を通じて、スマホで外出先から玄関対応ができるサービス。その社員さんは出張先から、実家を訪れた勧誘を、ビデオドアベルを通じて断ったそうです。奥さんやおばあちゃんではなく夫が、しかも遠隔で応対すれば様々な面で安心ですよね。

AIは「自分にしかできないことをやる」時間を増やす

──スマートスピーカーの導入によって、生活はどのように変わりましたか?

スマートスピーカーに限らず、AIは「自分がやっていることを代替してくれる」技術。その節約した時間で、自分にしかできないことに取り組めるようになるのが一番の恩恵です。

私は夜、子どもに絵本の読み聞かせをするのですが、私が歯を磨く間はAlexa に読み聞かせをさせます。音読はスマートスピーカーでもできますが、歯磨きは自分でしかできないからです。「自分でなくてもできること」をどんどんAIに任せて、自分はビジネスやランニングといった「自分にしかできないこと」をやる。だから、AIやスマートスピーカーによって生活の質が向上します。

石角氏の自宅には、絵本の隣にAmazon Echoが置いてある。ルンバもAlexaで動かす。

──石角さんは、仕事の時間と余暇の時間を切り分けてバランスを取る「ワークライフバランス」ではなく、両者を切り分けずに限られた時間をいかに有効に使うかを考える「ワークライフインテグレーション(仕事と生活の統合)」を提唱されています。

はい。私のように子育ても事業も全力でやりたい人にとっては、バランスを取るよりも限られた時間をいかに有効に使うかが重要。その点でAlexaはかなり役立ちますね。

例えば、私は時間や明日の天気をスマートスピーカーで確認します。もはや、時間は目で見て確認するものではなく「聞く」もの。たった5秒程度の節約ですが、その5秒で集中力が途切れてしまうことを考えると、実際の効果はそれ以上ですね。

心理学に「フロー」という言葉があります。フローとは、いましていることに完全に没頭し、高い集中力を保っている状態のこと。時計に目線を移してもう一度作業に戻るとフローではなくなってしまうので、大きなマイナスです。

スマホは便利ですが、視覚に頼った多機能集約型のデバイスです。時間を確認しようとしてスマホを開いたら新着ニュースやメッセージの通知などが目に入り、ついそちらに気を取られて無駄な時間を使ってしまう。

一方、視線を移さず声だけで動作が完結するスマートスピーカーではそうしたロスが起きづらいので、余計な情報を入れずに目的を達成できます。集中力向上の面でも、スマートスピーカーは私の生活に不可欠なものです。

スマートスピーカーによって生まれる「親子の絆」

──お子様を、デジタルネイティブならぬ「Alexaネイティブ」にしたいとも発言されていました。

うちには8歳の娘と2歳の息子がいますが、既に2歳の息子もEcho やEcho Spotを使っています。彼にとっては、声で電気を消すのはもう当たり前で。

ある日、息子が「Play jazz!(ジャズ音楽を流して)」と言ったら、おそらくジャズの気分ではなかった娘が「Stop!(音楽を止めて)」と指示。その後はテレビのチャンネル争いのように、2人でEcho Spotをめぐって揉めていたことがありました。旗から見ていて、すごく面白かったですね。スマートスピーカーは、すっかり子どもたちの生活に溶け込んでいるんだなと感じました。

小さい頃からスマートスピーカーを使いこなすことで、かつてのGoogle検索でいわれていたような「目的思考」が身につくのではないかと思っています。いまは検索機能もレコメンドが増えていますが、Google検索でほしい情報を手に入れるためには、何が目的なのかをきちんと理解する必要がありました。スマートスピーカーを思い通りに動かすためにも、同じ要素、つまり目的意識が必要です。

いま日本ではプログラミング教育が必要視されていますが、単なる詰め込み教育をするよりも小さい頃からこうした機械に触れさせて、仕組みを理解するよう仕向けた方が効果的なはず。最近はGoogleが「AIY」というAIスピーカー作成キットを発売しました。私の娘もこれで遊んでいます。ユーザー視点で享受していたものを、エンジニア視点で理解しようとしているんです。

──文字が書けるようになるよりも早くスマートスピーカーを使いこなすというのはとても面白いですね。とはいえ、スマホが普及を始めた頃のように、子どもがスマートスピーカーを使うことに否定的な声も出てきそうです。

Alexaで読み聞かせをしていると聞くと、「もっと母親が子どもと触れ合うべきだ」と非難する人も出てくるかもしれません。けれど、私は子どもと一緒に過ごす時間を大切にした上で、それができない時にスマートスピーカーで代用しているだけ。新しい技術は単純に人が行うことを代替するのではなく、「できないことをやってくれる」ものとして使われるべきだと思っています。

スマートスピーカーの活用は、むしろ親子の絆を深める役割を果たしている気がします。

ある日、自宅のホワイトボードで娘に割り算を教えているときのことです。「10÷2」などの簡単な計算は図に書いて説明できますが、例えば「11÷7」など少し計算式が複雑になると、自分でもすぐには答えが出せないことがありますよね。

その時、私は娘に割り算の概念をきちんと説明した後、Alexaに計算の答えを聞きました。いわば補助的にスマートスピーカーを使ったのですが、いつもとは違った体験を共有できたことで、なんだか親子の絆が深まった気がしました。

我が家では、親子でAlexaの読み聞かせを楽しむことはもはや当たり前。これから日本でもスマートスピーカーの普及が進むはずですが、私はとてもいいことだと思っています。機械が人間同士のふれあいを奪うのではなく、むしろ機械によって新たなふれあいが生まれる可能性があるのですから。

文=野口直希 写真=林 孝典

 

パロアルトインサイトについて

AIの活用提案から、ビジネスモデルの構築、AI開発と導入まで一貫した支援を日本企業へ提供する、石角友愛氏(CEO)が2017年に創業したシリコンバレー発のAI企業。

社名 :パロアルトインサイトLLC
設立 :2017年
所在 :米国カリフォルニア州 (シリコンバレー)
メンバー数:17名(2021年9月現在)

パロアルトインサイトHP:www.paloaltoinsight.com
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com

石角友愛
<CEO 石角友愛(いしずみともえ)>

2010年にハーバードビジネススクールでMBAを取得したのち、シリコンバレーのグーグル本社で多数のAI関連プロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。その後HRテック・流通系AIベンチャーを経てパロアルトインサイトをシリコンバレーで起業。データサイエンティストのネットワークを構築し、日本企業に対して最新のAI戦略提案からAI開発まで一貫したAI支援を提供。東急ホテルズ&リゾーツ株式会社が擁する3名のDXアドバイザーの一員として中長期DX戦略について助言を行う。

AI人材育成のためのコンテンツ開発なども手掛け、順天堂大学大学院医学研究科データサイエンス学科客員教授(AI企業戦略)及び東京大学工学部アドバイザリー・ボードをはじめとして、京都府アート&テクノロジー・ヴィレッジ事業クリエイターを務めるなど幅広く活動している。

毎日新聞、日経xTREND、ITmediaなど大手メディアでの連載を持ち、 DXの重要性を伝える毎週配信ポッドキャスト「Level 5」のMCや、NHKラジオ第1「マイあさ!」内「マイ!Biz」コーナーにレギュラー出演中。「報道ステーション」「NHKクローズアップ現代+」などTV出演も多数。

著書に『いまこそ知りたいDX戦略』『いまこそ知りたいAIビジネス』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『経験ゼロから始めるAI時代の新キャリアデザイン』(KADOKAWA)、『才能の見つけ方 天才の育て方』(文藝春秋)など多数。

※石角友愛の著書一覧

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