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シアトル往訪:世界で2番目にテック人材が集まる都市
2020/02/11 ブログ 
by PALO ALTO INSIGHT, LLC. STAFF 

こんにちは、パロアルトインサイトの座間です。

先月シアトルオフィスに往訪した際、AmazonGoに往訪した際の記録を投稿します。

 

■ワシントン州、港がある街「シアトル」

シアトルは古くからアラスカやアジアとの貿易港として栄えた都市で、歴史的に日本との交流があったことから「SUSHI(寿司)」屋や日本食品店といった日本人街も見られます。近年では植物園を併設するAmazon本社の新オフィスがあることで知られていますが、テックカンパニーだけでなく、StarbucksBoeing、といった長く続く大企業の本社もあることが特徴的です。

■世界のテック人材が次に集まる都市?

パロアルトインサイトのデータサイエンスや機械学習エンジニアリングのメンバーの一部はシリコンバレーでなく、この都市で暮らし、仕事をしています。

米国マーケティング企業の最新調査によると、シアトルはテック人材が「もし次に移るなら行きたい都市」の世界第2位とされています。また、平均給与もシリコバレーのあるサンフランシスコに次いで2番目に高騰しているエリアです。

出典:2019 State of Salaries Report – Data reveals tech worker salary trends across the globe

ビジネスと、暮らしやすさの両輪があれば、最先端技術を試しながら力をつけることができそうですね。

 

■Amazonのお膝元

シアトルの街中には本社とは別に、Amazonの40以上のオフィスがあります。

今回は、日本でも「無人ストア」として話題になったAmazonGoで買い物した経験について書いてみたいと思います。

Amazon goは全米に23店舗、内シアトルには5店舗があり、往訪したMADISON CENTER店はシンプルなコンビニエンスストアのような外観です。

建物の中には駅改札のような入退場ゲートがあります。クレジットカードを登録し、スマホ画面のバーコードを、日本のSuicaのように入退場ゲートにかざすと入店できます。

 

店内は、お菓子、冷凍食品、ヘルシーなサラダから自炊用の調理セットまで、数十セントほど他店よりも安いものも多く、食品を中心に品揃えは充実しています。店内を回り、左手にAmazonオリジナルチョコレート菓子、右手にSUSHI弁当を選んだところで、お会計方法がわからないことに気が付きました。

 

レジ店員さんは勿論、セルフレジも見当たりません。(陳列棚の値札には金額が書かれているものの、商品そのものには何もつけられておらず、もちろんQRコード、RFIDタグなどもありません。)

しばらく戸惑っていると、清掃中の親切な警備員の方が、ゲートを通るだけで自動会計になることを教えてくれました。AmazonGoで買い物客がすることといえば、改札を通り、商品を手にとって改札に出るだけなので、何かを待つことや追加のスマートフォン操作が発生しないことがわかりました。

 

この自動会計の仕組みには、

①入場時のバーコード(Amazonに登録した個人情報・クレジットカード番号)

②店内の画像情報(カメラ)

③店内の音声情報(マイク)

といった技術が使われています。現在正確に全ての仕組みについては公開されていないようですが、入場時の記録や店内での様子・音の情報から誰が何を購入したか特定する技術が活用されていると言われています。

 

また、購入後のゲートから退出するやいなや、購買記録が登録済みのメールに届きました。購入数や金額を確認することができます。

「無人ストア」とはいえ、警備の方とお話しなどしながら、安全・快適に買物ができたので、貴重な経験となりました。

 

 

 

小売業界へのAI活用は常に技術がアップデートされており、Amazon Goの業績好調も後押しして、各社が活用を検討している印象を受けます。

直近ではGoogleによるスタートアップ買収事例として、小売店の在庫商品を可視化するPointy社を買収したことが発表されました。日本でもセルフレジなどの技術は都心部で取り入れられており、次第にコンビニや地元商店の姿も姿を変えていくのかもしれません。

一方、キャッシュレス購買経験の快適さは、米国では低所得の地域社会における差別問題につながるといった指摘がされることもあり、実際に社会に受け入れられていく形については今後も倫理的な側面での検討が必要になるのかもしれません。

 

 

さて余談となりますが次回行く時は、星レート4以上の商品のみを実店舗で取り扱うアマゾン4スターにも行ってみたいですね。

簡略ではありますが、以上シアトル往訪の記録でした。

パロアルトインサイトについて

AIの活用提案から、ビジネスモデルの構築、AI開発と導入まで一貫した支援を日本企業へ提供する、石角友愛氏(CEO)が2017年に創業したシリコンバレー発のAI企業。

社名 :パロアルトインサイトLLC
設立 :2017年
所在 :米国カリフォルニア州 (シリコンバレー)
メンバー数:17名(2021年9月現在)

パロアルトインサイトHP:www.paloaltoinsight.com
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com

石角友愛
<CEO 石角友愛(いしずみともえ)>

2010年にハーバードビジネススクールでMBAを取得したのち、シリコンバレーのグーグル本社で多数のAI関連プロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。その後HRテック・流通系AIベンチャーを経てパロアルトインサイトをシリコンバレーで起業。データサイエンティストのネットワークを構築し、日本企業に対して最新のAI戦略提案からAI開発まで一貫したAI支援を提供。東急ホテルズ&リゾーツ株式会社が擁する3名のDXアドバイザーの一員として中長期DX戦略について助言を行う。

AI人材育成のためのコンテンツ開発なども手掛け、順天堂大学大学院医学研究科データサイエンス学科客員教授(AI企業戦略)及び東京大学工学部アドバイザリー・ボードをはじめとして、京都府アート&テクノロジー・ヴィレッジ事業クリエイターを務めるなど幅広く活動している。

毎日新聞、日経xTREND、ITmediaなど大手メディアでの連載を持ち、 DXの重要性を伝える毎週配信ポッドキャスト「Level 5」のMCや、NHKラジオ第1「マイあさ!」内「マイ!Biz」コーナーにレギュラー出演中。「報道ステーション」「NHKクローズアップ現代+」などTV出演も多数。

著書に『AI時代を生き抜くということ ChatGPTとリスキリング』(日経BP)『いまこそ知りたいDX戦略』『いまこそ知りたいAIビジネス』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『経験ゼロから始めるAI時代の新キャリアデザイン』(KADOKAWA)、『才能の見つけ方 天才の育て方』(文藝春秋)など多数。

実践型教育AIプログラム「AIと私」:https://www.aitowatashi.com/
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com

 

※石角友愛の著書一覧

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