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”経験ゼロ”からAI人材に転向!
2021/04/27 ブログ 
by 関口 美和 

3月19日に発売してからご好評いただいているCEO 石角友愛の著書『“経験ゼロ”から始める AI時代の新キャリアデザイン』ですが、今回は前回の「AIシナジストとは?」に続き、書籍の中でも人気のセクション「ケース・スタディ」より、現在実際に”経験ゼロ”からAI人材として活躍しているビジネスパーソンの事例を本文より一部抜粋してご紹介したいと思います。

非IT企業の人事部でAIプロジェクトを先導!

このままでは取り残される・・・

 皆さんにとっても身近に感じられやすいはずの日本のビジネスパーソンの実例を紹介しておきたい。ユーザー企業の社員としてAIプロジェクトを動かした人たちだ。

 最初に紹介するのは大手製造業勤務の東野 純也(ひがしの・じゅんや)さん、32歳。

2012年の入社後、人事部に配属され、5年後には海外トレーニー制度による1年間の海外出向を経験している。人事部に戻ったあと、社内、社外のAI活用状況を調査することになったのだという。2019年からは私たちパロアルトインサイトとAIシステム導入を進めることになり、そのプロジェクトマネージャーになっている。

 今回、あらためて当時の状況を聞くと、次のように答えてくれた。「社内でAIに詳しい人たちは技術分野に特化していて、人事部などにはそういう人材はいなかったんです。AIの活用状況を調査しはじめたのは、若手社員の勉強目的のもので、数カ月くらいで終了する予定だったんですが、上司に経過を報告していく中で継続が決まったんです。自分の中でも主業務の1つと位置づけられるようになり、やがて社内でも情報共有をしてもらえるようになっていきました」

 ユーザー企業においてAIとの関わり方はさまざまだ。正式に自分の業務に組み込んで行くためには、それなりの評価を得ていく必要がある。

 東野さんにしても、スタート段階では勉強目的の調査活動だったのに、それが認められて、本格的なプロジェクトにすることができた。能動的に動いたことで得られたポジションだといえる。

 プロジェクト化していく中で意識の変化のようなものはあったのかを聞くと、次のように答えてくれた。

「自分もそうですが、勉強目的の頃から積極的にプロジェクトに関わった若手メンバーや、レポートラインであるグループリーダーは、このまま何もしないでいては取り残されるという意識醸成があった気がします。一方で、人事部として、あるいは会社として考えれば、そこまでの意識にはいたっていなかったと思います。今回、進めているAIシステム導入によって結果を出せれば、変わっていくのではないかと期待しています」

ユーザー企業社員としてのAIとの向き合い方

 東野さんはこうも言う。

「AIは万能ツールではなく、問題や課題を解決する手段の1つなんだと思います。会社や部で抱えている課題を一番理解しているのは、AI開発会社の人たちではなく、社内の人間です。やはり自分たちが、外部の業務とAIを掛け合わせる意味をしっかり理解していてこそ、AIを導入する意味がある。外部のAI開発会社に開発、導入を依頼する場合にも、まず自分たちの意識を変えてからだということになるんだと思います」

「他の企業のAI導入について調べた点からいえば、人事関連では大手企業が求職者予測などといった部分での導入を検討しているようでした。それでも現状ではまだ部分的な導入しかできていないですね。本格的に導入しようとすれば、かなりの予算がかかるのがネックになっているんだと思います。ES調査(従業員満足度調査)の分析などでは、比較的安価で有用なパッケージを提供しているところもあり、それについては一部の会社で利用されるようになっていました」

現在も東野さんはAI導入プロジェクトを進めているが、今後、どのような仕事をして行きたいかを尋ねてみると、次の言葉が返ってきた。

「人事分野におけるAI活用は進めていきたいので、そのために自分自身が成長したいですね。今進めているプロジェクト以外の部分の課題も解決できるようにして、それを子会社、関連会社へも拡大していきたいです」

この言葉からわかるのは、転身や転職を考えているわけではなく、自分が所属している場所でAIを活用し、その効果を最大化して行くのを目標にしているということだ。

まさしくAIシナジストだといえる。

人事とAIの相性はいいのか、有効なシステムが導入しやすい分野だといえる。

その意味でいえば人事にはAIシナジストが生まれやすい土壌があるのかもしれない。

 

AIプロジェクトの動かし方、進め方

 

私に連絡をしてきてくれた最初の段階から東野さんは…….

 

この続きは是非書籍でお楽しみください!

 

書籍では、実際に東野さんがどのようにAIプロジェクトを進めていったのか・またAIシナジストとしてどのように優れていたのかという点や、AIシナジストに必要なスキルセットなどを詳しく解説しています。

パロアルトインサイトについて

AIの活用提案から、ビジネスモデルの構築、AI開発と導入まで一貫した支援を日本企業へ提供する、石角友愛氏(CEO)が2017年に創業したシリコンバレー発のAI企業。

社名 :パロアルトインサイトLLC
設立 :2017年
所在 :米国カリフォルニア州 (シリコンバレー)
メンバー数:17名(2021年9月現在)

石角友愛
<CEO 石角友愛(いしずみともえ)>

2010年にハーバードビジネススクールでMBAを取得したのち、シリコンバレーのグーグル本社で多数のAI関連プロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。その後HRテック・流通系AIベンチャーを経てパロアルトインサイトをシリコンバレーで起業。データサイエンティストのネットワークを構築し、日本企業に対して最新のAI戦略提案からAI開発まで一貫したAI支援を提供。AI人材育成のためのコンテンツ開発なども手掛け、順天堂大学大学院医学研究科データサイエンス学科客員教授(AI企業戦略)及び東京大学工学部アドバイザリー・ボードをはじめとして、京都府アート&テクノロジー・ヴィレッジ事業クリエイターを務めるなど幅広く活動している。また、毎日新聞「石角友愛のシリコンバレー通信」、ITメディア「石角友愛とめぐる、米国リテール最前線」など大手メディアでの寄稿連載を多く持ち、最新のIT業界に関する情報を発信している。「報道ステーション」「NHKクローズアップ現代+」などTV出演も多数。

著書に『いまこそ知りたいDX戦略』『いまこそ知りたいAIビジネス』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『経験ゼロから始めるAI時代の新キャリアデザイン』(KADOKAWA)、『才能の見つけ方 天才の育て方』(文藝春秋)など多数。

パロアルトインサイトHP:www.paloaltoinsight.com
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com
※石角友愛の著書一覧

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