今週の注目カンパニー
シリコンバレーのAIスタートアップで産業用ロボティクスAIを開発しているCovariant AIという企業を紹介いたします。カリフォルニア大学バークレー校のピーター・アビール教授を共同創業者とする同社は、産業用ロボットに自律性を持たせる研究開発をしています。
昨年、世界有数の産業用ロボットサプライヤーであるABBと、AIロボットソリューションを市場に導入するためのパートナーシップを発表したことでも話題になりました。
Covariant AIでは、ロボットが周辺の世界を観察・類推・行動することを可能にする汎用性の高いAIテクノロジー「Covariant brain」を開発しています。この「Covariant brain」は階層型強化学習を実装している点が特徴で、このAIモデルがあることによって、ロボットにとっては複雑で多様なタスクも完遂することが可能なりました。
Covariant AIと、ABBの統合型AIロボットソリューションはすでにオランダのユトレヒトActive Antsで導入されているなど、自律型ロボットが実現が広がっています。
新型コロナウイルスの影響もあり、多くの企業が現状を打破する方法としてロボティクスや、オートメーションに着目しているため、今後は新たな成長分野への進出も期待できるでしょう。 |