DALLE2のβ版公開からこれまで数多くの画像生成AIが登場しており、世界的に注目度が高待っています。精度の高いDALLE2や、誰でも気軽に使えるMidjourneyなど知名度の高いツールが発表される中で、特に“革命”と称されているのが、「Stable Diffusion(ステーブル・ディフュージョン)」という画像生成AIです。今回は注目のStable Diffusionの特徴や、できることを中心に解説しつつ、他のツールとの比較や将来的な使い道についてご紹介します。画像生成AIについて興味がある方、AIのトレンドについて知りたいというからはぜひ参考にしてみてください。
Stable Diffusionとは、ロンドンを拠点に活動するStability AI社が開発した画像生成AIサービスです。現地時間の2022年8月22日にオープンソースとして全世界へ公開されました。Stable Diffusionは任意のテキストを入力することで、そのテキストに見合った画像を短時間で生成してくれます。
Stable DiffusionのAIは、ソースコードや学習済みのAIモデル(情報と正しいかどうかをセットにしつつコンピュータにパターンを学習させていく方法)がすべて公開されており、各種システム・アプリへの実装も期待できます。2022年9月時点でStable Diffusionを利用できる方法は以下の3つです。
・DreamStudio Lite
Stable Diffusionのβ版で、アカウントを登録すると2.00ポンド(約324円)分の無料枠をもらえます。日本語には対応していないものの、英語で指示を出せば自分が思い描いた画像を生成させることが可能です。画像サイズや画質、枚数なども設定できます。
・Google Colab
Google Colabとはブラウザ上でPythonの記述・実行ができる、機械学習の教育や研究を目的としたツールです。そんなGoogle Colabを使えば、Stable Diffusionが使えるようになります。なお、ディープラーニングコミュニティのHugging Faceでアカウントを作成しサーバーを流用する必要があります。
・ローカル環境
ローカル環境での使用には、メモリが6.9GB必要です。また、NVIDIAのGPU使用を推奨しています。現在はまだローカル環境での使用は限定されているものの、今後AMDやAppleのM1・M2などに対応したものがリリースされる予定となっています。
AIの活用提案から、ビジネスモデルの構築、AI開発と導入まで一貫した支援を日本企業へ提供する、石角友愛氏(CEO)が2017年に創業したシリコンバレー発のAI企業。
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