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生成AIの学習データと著作権問題、進化するテクノロジーが引き起こす新たな課題

2023/08/02 ニュースレター「Moonshot」 
by 関口 
こんにちは、今週もパロアルトインサイトのニュースレターMoonshotをご覧いただきありがとうございます。ぜひ、最後までお楽しみください。
ホームページはこちらからご覧ください

生成AIの学習データと著作権問題


メール文章やプレゼンテーション、画像の作成といったホワイトカラーの仕事の多くのタスクを自動化できる生成AIの登場は、現代のビジネス環境において大きなインパクトを与えています。
一方で、この進化がさまざまな新しい問題を浮き彫りにしています。その一つが、自身の作品がAIシステムの訓練に使用されることに対して報酬を求める作家たちの問題です。

2023年7月、著作権保護と作家の経済的地位向上を目指す業界団体である全米作家協会は、著作権で保護されたコンテンツをAIトレーニングに使用することについての公開書簡をAI開発企業のリーダーたちに向けて発表しました。
この書簡には8,000人以上の著者が署名しており、Microsoftや、Meta、Alphabetなどの企業のリーダーに対し、自身の作品を許可や報酬なしにAIシステムの訓練に使用しないよう求めたといいます。

AIは大量の学習データを与えることで機能しています。これらの学習データには、インターネット上の記事や書籍、その他のテキスト形式の作品から取得されています。これらの作品は通常、著作権法により保護されており、利用する際には著者の許可を得たり、必要に応じて料金を支払うことが求められます。

そのため、一部の著者は自身の作品がAIの訓練に使用された際の報酬を主張していますが、AI開発企業は、使用するデータは公開情報であり、特定の著者の作品を直接コピーするものではないと主張し、その意見が対立しています。
今後、AIの能力が進化し、その使用が広範にわたるにつれて、この問題はさらに拡大する可能性があります。生成AIをビジネスに活用する立場からも、今後のこの問題は注視していきたいですね。

https://www.wsj.com/articles/thousands-of-authors-ask-ai-chatbot-owners-to-pay-for-use-of-their-work-9c6198b1

教育×AIの専門サイト「AIと私」のご紹介

AI教育に関するニュースレターも配信!

パロアルトインサイトでは、AI人材育成コンテンツがまとまったWebサイト「AIと私」を7月にローンチし、「AI×教育」に特化した新しいニュースレターの配信を始めました

新しいWebサイトやニュースレターでは、今後AI技術が進化し広まる中で必要となる教育リテラシーを育むために必要な、海外の先進的な事例や教育へのAI応用とその影響に関する洞察など、さまざまな情報をお届けしています。

AI教育の未来を共に考え、形作っていくために「AIと私」ニュースレターへの登録も心よりお待ちしております。登録は無料ですのでご興味をお持ちいただける方は以下のリンクよりご登録ください。

「AIと私」の新しいWebサイトを見る ▷▷

AI分類器「GPT-3 Detector」の精度と課題
生成AIか判断するAIは実用化できるか

今週のテーマ:技術開発

リリースから瞬く間にブレイクし、今やビジネスや生活のさまざまな現場で応用されているチャットAIツールの「ChatGPT」が、連日さまざまなメディアでも紹介され、人間が作った文章と遜色ないものが作り上がるとして、学校現場などでは警戒される動きも強まっています。そこで、ChatGPTを開発したOpenAIが新しく発表したAIが書いた文章を見破るツールについて、その精度や、今後の課題について紹介したいと思います。

OpenAIが発表した新しいAI分類器「GPT-3 Detector」とは

OpenAIは、与えられたテキストがOpenAIの言語生成モデルであるGPT-3によって生成されたかどうかを識別できる新しいAI分類器「GPT-3 Detector」を発表しました。この分類器は、研究者やジャーナリストなどが、増え続けるAIが生成したテキストを識別・評価するのに役立ちます。
GPT-3 Detectorは、GPT-3が生成したテキストと生成していないテキストの大規模なデータセットで訓練された機械学習アルゴリズムに基づいて作られています。
このアルゴリズムは、単語の頻度や、文の構造など、テキストのさまざまな特徴を利用して、与えられたテキストがGPT-3によって生成され …続きを読む

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最新記事から、ユーザーの皆さんへのおすすめ記事、毎週配信している動画コンテンツ、今後実施するイベントの情報など網羅してお届けします。

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【メディア情報】

Business InsiderJapan 寄稿連載

“出社ガチ勢”化する巨大IT企業、本当の理由。「テレワークは道徳的に間違っている」とまで言う経営者も

 記事を確認する▷ 

エンジニアtypeイベントレポート

生成AIの進化で、エンジニア間に生まれる「生産性の格差」とは?

 イベントレポートを確認する▷ 
▽トーク概要

  • イーロンマスクが発表した新ビジネス「xAI」とは何か
  • くら寿司がアメリカで急成長、レストランビジネスとアメリカ市場
  • おすすめコンテンツ「YOASOBI アイドル」

Meta社が発表した最新のAIモデル「Llama 2(ラマツー)」が発表されたニュースをご存知でしょうか。(前モデル「LLaMA」の紹介記事はこちら
これが、昨年11月にChatGPTが発表されて以来の最も重要なAIリリースとして、いま注目を集めています。このモデルでは企業が自社のデータを用いてカスタムボットを構築できるように設計されており、今後AIチャットボットはよりパーソナライズ化され、便利になることが期待されています。Llama 2のリリースは、AI業界における重要なマイルストーンとなるでしょう。

パロアルトインサイトCEO 石角友愛

パロアルトインサイトについて

AIの活用提案から、ビジネスモデルの構築、AI開発と導入まで一貫した支援を日本企業へ提供する、石角友愛氏(CEO)が2017年に創業したシリコンバレー発のAI企業。

社名 :パロアルトインサイトLLC
設立 :2017年
所在 :米国カリフォルニア州 (シリコンバレー)
メンバー数:17名(2021年9月現在)

パロアルトインサイトHP:www.paloaltoinsight.com
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com

石角友愛
<CEO 石角友愛(いしずみともえ)>

2010年にハーバードビジネススクールでMBAを取得したのち、シリコンバレーのグーグル本社で多数のAI関連プロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。その後HRテック・流通系AIベンチャーを経てパロアルトインサイトをシリコンバレーで起業。データサイエンティストのネットワークを構築し、日本企業に対して最新のAI戦略提案からAI開発まで一貫したAI支援を提供。東急ホテルズ&リゾーツ株式会社が擁する3名のDXアドバイザーの一員として中長期DX戦略について助言を行う。

AI人材育成のためのコンテンツ開発なども手掛け、順天堂大学大学院医学研究科データサイエンス学科客員教授(AI企業戦略)及び東京大学工学部アドバイザリー・ボードをはじめとして、京都府アート&テクノロジー・ヴィレッジ事業クリエイターを務めるなど幅広く活動している。

毎日新聞、日経xTREND、ITmediaなど大手メディアでの連載を持ち、 DXの重要性を伝える毎週配信ポッドキャスト「Level 5」のMCや、NHKラジオ第1「マイあさ!」内「マイ!Biz」コーナーにレギュラー出演中。「報道ステーション」「NHKクローズアップ現代+」などTV出演も多数。

著書に『AI時代を生き抜くということ ChatGPTとリスキリング』(日経BP)『いまこそ知りたいDX戦略』『いまこそ知りたいAIビジネス』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『経験ゼロから始めるAI時代の新キャリアデザイン』(KADOKAWA)、『才能の見つけ方 天才の育て方』(文藝春秋)など多数。

実践型教育AIプログラム「AIと私」:https://www.aitowatashi.com/
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com

 

※石角友愛の著書一覧

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