企業の業績を可視化し目標達成を管理する指標として、これまでKPIやOKRが活用されてきました。しかし、近年では「より未来を見据えた指標」の必要性が高まり、一部の先進企業の間で新たな指標が注目されています。それが、NVIDIAのJensen Huang(ジェンスン・フアン)CEOが提唱する「EIOFS(Early Indicators of Future Success、イー・アイ・オー・エフ・エス)」 です。
NVIDIAはAI覇権競争が加熱する以前から、リソースをGPU開発に投入してきました。その戦略の根拠となった指標こそがEIOFSなのです。本記事ではEIOFSの概要や導入メリット、その課題を解説します。
EIOFS とは、未来に成功をもたらす可能性がある「兆し」を捉えるための指標です。2023年11月にJensen Huang氏が提唱し、短期的な成果や市場の動向に捉われず、 長期的な成長を見据えた意思決定をサポートする役割を担います。
NVIDIAの成功の背景には、Huang氏の「未来を先読みする経営スタイル」と「長期視点でのイノベーション重視の企業文化」があります。EIOFSは、まさにこうした経営方針を形にした指標といえるでしょう。
なお、EIOFSという言葉自体は日本でまだ一般的に普及していません。なので、和訳も一般的に認知されていませんが、筆者が訳すとしたら、「未来型先行指標」という表現がフィットするのではないでしょうか。
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AIの活用提案から、ビジネスモデルの構築、AI開発と導入まで一貫した支援を日本企業へ提供する、石角友愛氏(CEO)が2017年に創業したシリコンバレー発のAI企業。
社名 :パロアルトインサイトLLC
設立 :2017年
所在 :米国カリフォルニア州 (シリコンバレー)
メンバー数:17名(2021年9月現在)
パロアルトインサイトHP:www.paloaltoinsight.com
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com
2010年にハーバードビジネススクールでMBAを取得したのち、シリコンバレーのグーグル本社で多数のAI関連プロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。その後HRテック・流通系AIベンチャーを経てパロアルトインサイトをシリコンバレーで起業。東急ホテルズ&リゾーツのDXアドバイザーとして中長期DX戦略への助言を行うなど、多くの日本企業に対して最新のDX戦略提案からAI開発まで一貫したAI・DX支援を提供する。2024年より一般社団法人人工知能学会理事及び東京都AI戦略会議 専門家委員メンバーに就任。
AI人材育成のためのコンテンツ開発なども手掛け、順天堂大学大学院医学研究科データサイエンス学科客員教授(AI企業戦略)及び東京大学工学部アドバイザリー・ボードをはじめとして、京都府アート&テクノロジー・ヴィレッジ事業クリエイターを務めるなど幅広く活動している。
毎日新聞、日経xTREND、ITmediaなど大手メディアでの連載を持ち、 DXの重要性を伝える毎週配信ポッドキャスト「Level 5」のMCや、NHKラジオ第1「マイあさ!」内「マイ!Biz」コーナーにレギュラー出演中。「報道ステーション」「NHKクローズアップ現代+」などTV出演も多数。
著書に『AI時代を生き抜くということ ChatGPTとリスキリング』(日経BP)『いまこそ知りたいDX戦略』『いまこそ知りたいAIビジネス』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『経験ゼロから始めるAI時代の新キャリアデザイン』(KADOKAWA)、『才能の見つけ方 天才の育て方』(文藝春秋)など多数。
実践型教育AIプログラム「AIと私」:https://www.aitowatashi.com/
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com
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※石角友愛の著書一覧
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