パロアルトインサイトの嶋崎です。2022年最後のThe Insight は先週に引き続き、2022年注目のテクノロジーをお伝えします。今回はパロアルトインサイトが注目するテクノロジー/ロボットについてまとめてご紹介いたします。未知の全く新しいテクノロジーが開発された、というより、今までの技術にさらに磨きがかかり、実用度が増したケースが多く見受けられました。
シリコンバレーから現役データサイエンティストのインサイトをお届けする「The Insight」。今回は、パロアルトインサイトが選ぶ、2022年注目のテクノロジー/ロボットをご紹介。
💡 この記事から得られる3つのナレッジ
・自動運転車によるサービス
・テスラ人間型ロボット
・中国のロボット開発スタートアップ
📖 このトピックを選んだポイント
2022年のテクノロジーとロボット技術の進化をご紹介するため
パロアルトインサイトが注目する2022年のテクノロジー、後編の今回は自動運転、ロボット技術についてまとめてまとめてご紹介します。前編では、2022年のAIトレンドに焦点を当て、画像生成AIについてご紹介しました。記事「「話題のAI」2022年注目のテクノロジー:前編」はこちらからご覧ください。
パロアルトインサイトCTOの長谷川がテスラ完全自動運転(フルセルフドライビングFSD)を運転した感想をブログに載せたり、The Insight でも自動運転技術について紹介してまいりました。自動運転で話題の3社をご紹介します。
Motional
Motional はThe Insight でも以前取り上げ、(The Insight 記事「自動運転技術の実用化に取り組む企業「Motional」とは」)その記事では、Motional がLyftのアプリで最新EVの自動運転タクシーを呼び出し目的地まで乗車できるサービスをラスベガスで開始したという内容をご紹介しました。当面はデータを集めることを目的として無料で提供しておりましたが、この2022年12月Uberと提携しラスベガスでロボットタクシーサービスを開始すると公表しました。このサービスでは、Motional社の自動運転車両を顧客がUberのアプリを通じて呼び出し、既存のUberアカウントで支払いを行うことが可能になります。車両は完全自動運転で走行し、Motional社のセーフティドライバーの同乗と遠隔操作チームによって監視される予定ですが、2023年にはセーフティドライバーなしの走行を目指しております。
このサービスは現在一部の顧客でテスト中ですが、近い将来一般に展開される予定で、今回のサービス開始はUber にとっては初のロボットタクシーサービス展開です。
Waymo
2009年にGoogle の自動運転プロジェクトととして始まった Waymoは、アリゾナ州フェニックスのダウンタウンで、自動運転車タクシーサービスを開始しました。このサービスはすでに一般に公開されておりWaymoのアプリを使って自動運転タクシーを呼ぶことができます。現在このサービスはフェニックス都市圏の特定の地域に限定されていますが、Waymoは今後数カ月でその範囲を拡大する予定です。
併せて、自動運転車タクシーサービスをサンフランシスコで開始し有料化することを発表しました。カリフォルニア州は、企業がドライバーレスの自動運転車サービスによる課金開始前に、カリフォルニア州公益事業委員会と陸運局の両方から許可を取得することを要求しており、ウェイモはすでに陸運局からドライバーレス乗車に課金する許可を得ているため、ロボットタクシーサービスを本格的に開始するには、カリフォルニア州公益事業委員会からの許可を取得するのみとなりました。
https://www.theverge.com/2022/11/19/23467784/waymo-provide-fully-driverless-rides-san-francisco-california
(画像引用:waymo)
AIの活用提案から、ビジネスモデルの構築、AI開発と導入まで一貫した支援を日本企業へ提供する、石角友愛氏(CEO)が2017年に創業したシリコンバレー発のAI企業。
社名 :パロアルトインサイトLLC毎週水曜日、アメリカの最新AI情報が満載の
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