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AIとメタバースの融合で「人間的な対話」が可能に – 日経クロストレンド連載

AIとメタバースの融合で「人間的な対話」が可能に

– 日経クロストレンド連載

ネットやモバイルと同等、あるいはそれ以上の革新をもたらす技術として生成AI(人工知能)が広がりつつある。変化の時代が続く中、トップ経営者や専門家は何を目指していくのか。AIビジネスデザイナーの石角友愛氏がトップ経営者や専門家とグローバルな議論を展開する。作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏との対談の後編では、AIとメタバースの融合の可能性や日本企業、ビジネスパーソンが取り組むべきことについて議論した。(対談は2023年10月5日)

 作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏(上)とパロアルトインサイトCEO(最高経営責任者)でAIビジネスデザイナーの石角友愛氏(下)が対談した
作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏(上)とパロアルトインサイトCEO(最高経営責任者)でAIビジネスデザイナーの石角友愛氏(下)が対談した

IT業界のオープンなカルチャーがAIのシェアを変える

石角友愛氏(以下、石角) 近年、広告ビジネスへの風当たりが強まり、これまで市場を独占してきた米GAFAM(グーグル、アマゾン・ドット・コム、フェイスブック=現メタ、アップル、マイクロソフト)はビジネスモデルの見直しを迫られています。AI分野ではChatGPT(チャットGPT)を開発した米オープンAIが先行していますが、プラットフォームと同じように、ビッグテックを中心とした市場が形成されていくのでしょうか。

佐々木俊尚氏(以下、佐々木) 2000年代のいわゆるWeb2.0の時代、インターネットはGAFAMなどのプラットフォーマーによる支配が進み、それに対するある種の反発として、フラットで分散化された世界を目指すWeb3(3.0)が誕生しました。

AIの分野では「技術はオープンでなければならない」という理念を持つ研究者が多くいます。そのためオープンAIのような一部の企業が最新技術を独占している現状は、あまり良く思われていません。今後AIでもWeb3と同じようにフラットでオープンなものにしようという動きが強まると、このままビッグテックの支配が続くことはなく、分散化が進むのではないかと考えています。

石角 確かにAIをはじめ、IT業界には「オープン性」を大事にするカルチャーがあります。そもそもエンジニアになるには特別な資格は不要であり、誰でも飛び込みやすい。またGitHubなど、ソースコードなどを公開してみんなでつくり上げることも多い。逆に情報を公開せずに独占的な開発をすれば「アンチIT」とも見られかねません。

AIについてもオープンAIは最新技術についてはクローズで開発をしていますが、メタなどはオープンソース化を進めています。AIを使う側の企業も、1社に依存することは価格変更の際に影響を受けやすいため、避けたいと考えるでしょう。私も、今後情報がオープンにされていけば、シェアが分散し、細分化されていく可能性はあると思います。

佐々木 AIが事実に基づかない情報を回答するハルシネーション(幻覚)が起きないように、医療など専門性の高い分野に特化したAIをつくろうという動きもでてきています。それが実現すれば、AIそのものの多極化も見えてくる。そのためには技術の独占ではなく、オープンソース化して、みんなでLLM(大規模言語モデル)を進化させる流れになるのではないでしょうか。

石角 確かに、医療や法律などの分野はハルシネーションによる影響が大きいため、産業特化型でエンタープライズ用のプラットフォームが登場するかもしれませんね。すでにそこの開発を考えている企業もあると思います。

AIの音声対応、メタバースの動作対応で両者の融合は進む

石角 今度はメタバースに話を移していきたいと思います。24年春に米アップルが「Vision Pro(ビジョンプロ)」の発売を予定しています。そのキャンペーン動画では「メタバース」という言葉は一切用いず、「スペーシャルコンピューティング(空間コンピューティング)」と表現していました。メタも引き続きメタバースに取り組んでいます。メタバースの分野では、今後どういった動きが起きるとお考えですか。

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パロアルトインサイトについて

AIの活用提案から、ビジネスモデルの構築、AI開発と導入まで一貫した支援を日本企業へ提供する、石角友愛氏(CEO)が2017年に創業したシリコンバレー発のAI企業。

社名 :パロアルトインサイトLLC
設立 :2017年
所在 :米国カリフォルニア州 (シリコンバレー)
メンバー数:17名(2021年9月現在)

パロアルトインサイトHP:www.paloaltoinsight.com
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com

石角友愛
<CEO 石角友愛(いしずみともえ)>

2010年にハーバードビジネススクールでMBAを取得したのち、シリコンバレーのグーグル本社で多数のAI関連プロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。その後HRテック・流通系AIベンチャーを経てパロアルトインサイトをシリコンバレーで起業。東急ホテルズ&リゾーツのDXアドバイザーとして中長期DX戦略への助言を行うなど、多くの日本企業に対して最新のDX戦略提案からAI開発まで一貫したAI・DX支援を提供する。2024年より一般社団法人人工知能学会理事に就任。

AI人材育成のためのコンテンツ開発なども手掛け、順天堂大学大学院医学研究科データサイエンス学科客員教授(AI企業戦略)及び東京大学工学部アドバイザリー・ボードをはじめとして、京都府アート&テクノロジー・ヴィレッジ事業クリエイターを務めるなど幅広く活動している。

毎日新聞、日経xTREND、ITmediaなど大手メディアでの連載を持ち、 DXの重要性を伝える毎週配信ポッドキャスト「Level 5」のMCや、NHKラジオ第1「マイあさ!」内「マイ!Biz」コーナーにレギュラー出演中。「報道ステーション」「NHKクローズアップ現代+」などTV出演も多数。

著書に『AI時代を生き抜くということ ChatGPTとリスキリング』(日経BP)『いまこそ知りたいDX戦略』『いまこそ知りたいAIビジネス』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『経験ゼロから始めるAI時代の新キャリアデザイン』(KADOKAWA)、『才能の見つけ方 天才の育て方』(文藝春秋)など多数。

実践型教育AIプログラム「AIと私」:https://www.aitowatashi.com/
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com

 

※石角友愛の著書一覧

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