iPadでより実験がしやすく
私が面白いと思ったのは、実験チームが業務拡大をしやすくするために産業用コンピューターからiPadにAIモデルを書き写し、iPad7台をデモの以下の場所に設置したことです(出典はこちら)。通常街の至る所にカメラやセンサーをつけてデータ収集をするイメージですが、たった7台のiPadでそれが可能になるということは、例えば製造業の現場でのAI導入などにも役立つ発想ではないでしょうか。
とくに屋外でのデータ収集では、iPadのような携帯可能なもので計測することが不可欠になり、そのためにも、iPad上で遅延なく処理できるAIモデルを構築する必要があったのではないかと考えられます。同時に、人間がマニュアルで人を数えて検証することも大事な工程だったと書かれており、人とAIが協業作業をすることでより正確な計測ができるようになるのだと改めて感じました。
結果的にAIで計測された参加者の人数は、26万5千人だったということです。報道の公平性、透明性が問われるようになった今日、発表される統計データの収集にAIが使われるようになりより客観的な数字が入手できればいいと考えています。 |