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パロアルトインサイト/PALO ALTO INSIGHT, LLC. > ブログ > 「ディープフェイク検知」で大手テック企業を凌ぐ、東大が発表した新技術
投稿日:2022/06/22 更新日: 2023/05/22 by kohei

「ディープフェイク検知」で大手テック企業を凌ぐ、東大が発表した新技術

世界最高性能の新技術をご紹介

今週のテーマ:技術開発

パロアルトインサイトの嶋崎です。本物と見分けがつかない「ディープフェイク」の動画や画像が世界中で出回るようになり、社会的に大きな問題となっています。そうした状況で、東京大学の研究者がディープフェイクを検知する新技術を発表し、注目を集めました。

シリコンバレーから現役データサイエンティストのインサイトをお届けする「The Insight」。今回取り上げるのは、ディープフェイクに対抗する最先端の技術です。

この記事から得られる3つのナレッジ ・ディープフェイクによって引き起こされている問題 ・東京大学が発表した検出技術の仕組み ・大手IT企業によるディープフェイクへの対抗策

論文データ:

今回のディスカッション対象の論文をご紹介します。

タイトル:Detecting Deepfakes with Self-Blended Images
著者:Kaede Shiohara, Toshihiko Yamasaki
掲載サイト:arXiv
発行日:2022年4月18日
引用数:
URL:https://arxiv.org/abs/2204.08376

この論文を選んだポイント
世界的に大きな問題となっているディープフェイクへの対抗策として、日本の大学が発表した最先端の研究成果であるため。
この記事に登場する技術キーワード
  • GAN(Generative Adversarial Networks)
関連記事「敵対的生成ネットワーク(GAN)の真の可能性とは
  • SBIs(Self-Blended Images)

目次

社会問題となっているディープフェイク

ディープフェイクを検出する2つのポイント

東京大学が発表した新技術

大手IT企業によるディープフェイクへの対抗策

AIビジネスデザイナーのワンポイントアドバイス


社会問題となっているディープフェイク

まずはディープフェイクによって、どのような問題が引き起こされているかを紹介します。

ディープフェイクとは

ディープフェイクとは一般的に、AIを用いて作成された偽物の画像や動画、音声などのことを指します。なかでも著名人の顔を差し替えて、人々をだます目的で作られた動画が、ディープフェイクと呼ばれることが多いです。

以前から写真を合成して偽物を作り出す技術は存在しましたが、現在ではAIを用いることで、偽物のクオリティが大幅に高まっています。動画では発する言葉に合わせて表情や口の動きを自然に再現するため、人の目にはもはや本物との区別がつかないものも少なくありません。

ディープフェイクには、GANなどの最新の画像生成技術が使われています。専用のアプリを使うことで、特別なスキルを持っていない人でも、簡単にディープフェイクを作れるのです。

GANについては過去記事「敵対的生成ネットワーク(GAN)の真の可能性とは」で詳しく解説しているので、ぜひあわせてお読みください。

オバマ大統領のフェイク動画

ディープフェイクの存在が広く知られるきっかけとなったのが、2018年に公開されたバラク・オバマ氏の動画です。

この動画はオンラインメディアのBuzzFeedが、ディープフェイクの危険性を示すために制作しました。動画ではオバマ氏がトランプ大統領(当時)を罵倒する発言をしているように見えますが、実際にはそんな発言はありません。

動画の後半では、他の人物の動きに連動してオバマ氏の表情や口が動いている様子が映し出され、ディープフェイクであることが明かされます。

本物と見分けがつかない動画の質の高さに、世界中の人々が驚きました。

フェイク音声による詐欺事件

ディープフェイクが実際に悪用され、多額の被害を受ける事例も生まれています。

2019年にはイギリスで、22万ユーロの不正な送金が要求される事件が起きました。犯人は音声のディープフェイクを使って親会社のCEOになりすまし、子会社のCEOに送金を指示する電話をかけたのです。そして送金は実行され、犯人は捕まりませんでした。

ディープフェイクを検出する2つのポイント

ディープフェイクを検出することで悪影響を防ごうと、多くの研究が行われてきました。その結果わかってきた、検出に重要な2つのポイントを紹介します。

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パロアルトインサイトについて

AIの活用提案から、ビジネスモデルの構築、AI開発と導入まで一貫した支援を日本企業へ提供する、石角友愛氏(CEO)が2017年に創業したシリコンバレー発のAI企業。

社名 :パロアルトインサイトLLC
設立 :2017年
所在 :米国カリフォルニア州 (シリコンバレー)
メンバー数:17名(2021年9月現在)

パロアルトインサイトHP:www.paloaltoinsight.com
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com

石角友愛
<CEO 石角友愛(いしずみともえ)>

2010年にハーバードビジネススクールでMBAを取得したのち、シリコンバレーのグーグル本社で多数のAI関連プロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。その後HRテック・流通系AIベンチャーを経てパロアルトインサイトをシリコンバレーで起業。データサイエンティストのネットワークを構築し、日本企業に対して最新のAI戦略提案からAI開発まで一貫したAI支援を提供。東急ホテルズ&リゾーツ株式会社が擁する3名のDXアドバイザーの一員として中長期DX戦略について助言を行う。

AI人材育成のためのコンテンツ開発なども手掛け、順天堂大学大学院医学研究科データサイエンス学科客員教授(AI企業戦略)及び東京大学工学部アドバイザリー・ボードをはじめとして、京都府アート&テクノロジー・ヴィレッジ事業クリエイターを務めるなど幅広く活動している。

毎日新聞、日経xTREND、ITmediaなど大手メディアでの連載を持ち、 DXの重要性を伝える毎週配信ポッドキャスト「Level 5」のMCや、NHKラジオ第1「マイあさ!」内「マイ!Biz」コーナーにレギュラー出演中。「報道ステーション」「NHKクローズアップ現代+」などTV出演も多数。

著書に『AI時代を生き抜くということ ChatGPTとリスキリング』(日経BP)『いまこそ知りたいDX戦略』『いまこそ知りたいAIビジネス』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『経験ゼロから始めるAI時代の新キャリアデザイン』(KADOKAWA)、『才能の見つけ方 天才の育て方』(文藝春秋)など多数。

実践型教育AIプログラム「AIと私」:https://www.aitowatashi.com/
お問い合わせ、ご質問などはこちらまで:info@paloaltoinsight.com

 

※石角友愛の著書一覧

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