話題のChatGPTに対抗するかのように、Googleが最近発表した対話AI「Bard」では、「LaMDA(Language Model for Dialogue Applications)」が活用されています。そんな、Googleが開発した高性能な対話AI「LaMDA」について解説します。
LaMDAは、チャットでの会話に特化したAIモデルです。Googleが開発した自然言語処理AIの一種であり、下図のような会話を人とリアルタイムで行えます。LaMDAの大きな特徴は、ただ性能を高めるだけではなく、Responsible AI(責任あるAI)の実現が目指されている点です。人に好ましくない影響を与えることを避けるため、特定の文章は生み出さないように制限がかけられています。以下は制限されている文章の例です。
LaMDA の制限
- 暴力的
- グロテスク
- 人を冒涜する
- 偏見を助長する
- 人の心を傷つける
これらの安全性に関する取り組みはまだ初期段階ですが、一定の成果が得られてきています。 …続きを読む |