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医療業界のAI活用〜アメリカの医療系AIベンチャー最新動向〜
2023/03/08 ブログ, PAIoneer PRO, The Insight 
by 関口 

アメリカの医療系AIベンチャー最新動向

需要は右肩上がり、しかし課題は山積みの医療現場….解決の糸口となるAI活用とは

今週のテーマ:医療

高齢化が進む日本をはじめとして、平均寿命は世界的に伸び続けており、各国で医療に対するニーズは高まっています。その一方で医療の担い手は減少傾向にあり、このことが医療業界にさまざまな課題を突きつけていることもまた厳しい現実です。そのような状況で、今注目を集めているのがAIやIoT、ロボティクスをはじめとしたテクノロジーの活用です。今回は、医療業界のさまざまな課題に対し、アメリカではどのようなサービスが生まれているのか、医療系AIベンチャーの最新動向をもとにお伝えしたいと思います。

💡 この記事から得られる3つのポイント

・日米医療業界の現在地と未来
・医療業界の課題とAI活用可能性
・アメリカの医療系AIベンチャー最新動向

目次

日米の医療業界の現在地と将来

医療業界の課題

アメリカの医療系AIベンチャー最新動向  〜AI活用可能性〜

患者体験の向上に役立つAIソリューション

その1:オペレーション改善

その2:ケアプログラムの作成補助

その3:書類作成の効率化

AIが医療業界にもたらす可能性


 

まずは、日米の医療業界の規模(現在地)とポテンシャル(将来)について、具体的に数字で見ていきましょう。

 

日米の医療業界の現在地と将来

🇯🇵日本の場合

厚生労働省が2022年9月16日に発表した2021年度の概算医療費は、前年度と比べて4.6%増の44.2兆円となり、過去最高を記録しました。2025年には団塊の世代が後期高齢者入りすることで医療費の増加ペースが益々速まるとみられており、財務省による推計では、2025年における医療費の保険給付金額が約54.9兆円に達するとされており、大幅な増加が見込まれていることが分かります。

https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia20210415/02.pdf

🇺🇸アメリカの場合

アメリカにおける医療業界の経済規模も非常に大きく、調査によると、米国の国民医療費は2021年に4.3兆ドル(554兆円以上)、1人当たり1万2914ドル(約166万円)に達し、28年には6.2兆ドル(800兆円近く)にも達すると推定されています(メディケア・メディケイド・サービスセンター調べ)。

また、コンサルティング大手のデロイト・トーマツによると、現在の増加ペースが続けば、2040年までに、医療費は21年時点の3倍の約12兆ドル近くに達し、GDPの26%を占めると予測されており、これは先進国の中でも一番高い数値になるといいます。

医療業界の課題

このように、現時点でも非常に大きな市場規模を持ち、将来的にも成長が見込まれる医療業界ですが、ニーズの増大に伴い、いくつもの課題を抱えています。代表的なものは以下の通りです。

  • 人材不足の問題:医師や看護師、介護士の不足が深刻で、人材の確保が課題となっている。病院のオペレーションなどにも問題が生じている。
  • 患者データの管理:患者データの扱いが複雑化しており、情報共有や個人情報の保護に課題がある。
  • 書類管理・事務手続き:複雑で膨大な書類管理に人的リソースが取られてしまい、最も大切な患者ケアに十分なリソースが裂けない。
  • アクセシビリティと平等性:医療サービスへのアクセスには、地理的な障壁や貧困など、多くの問題がある。

こうした課題解決のために注目されているのが、AIやIoT、ロボティクスの活用です。それでは、具体的に医療現場においてどのようにAIを活用できるのでしょうか?

アメリカの医療系AIベンチャー最新動向  〜AI活用可能性〜

多くのデータを扱う医療分野において、AI活用のポテンシャルは極めて大きく、AI活用可能性の一例としては例えば以下のようなものが挙げられます。

https://www.paloaltoinsight.com/membership-checkout/?level=4
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パロアルトインサイトHP:www.paloaltoinsight.com
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石角友愛
<CEO 石角友愛(いしずみともえ)>

2010年にハーバードビジネススクールでMBAを取得したのち、シリコンバレーのグーグル本社で多数のAI関連プロジェクトをシニアストラテジストとしてリード。その後HRテック・流通系AIベンチャーを経てパロアルトインサイトをシリコンバレーで起業。データサイエンティストのネットワークを構築し、日本企業に対して最新のAI戦略提案からAI開発まで一貫したAI支援を提供。東急ホテルズ&リゾーツ株式会社が擁する3名のDXアドバイザーの一員として中長期DX戦略について助言を行う。

AI人材育成のためのコンテンツ開発なども手掛け、順天堂大学大学院医学研究科データサイエンス学科客員教授(AI企業戦略)及び東京大学工学部アドバイザリー・ボードをはじめとして、京都府アート&テクノロジー・ヴィレッジ事業クリエイターを務めるなど幅広く活動している。

毎日新聞、日経xTREND、ITmediaなど大手メディアでの連載を持ち、 DXの重要性を伝える毎週配信ポッドキャスト「Level 5」のMCや、NHKラジオ第1「マイあさ!」内「マイ!Biz」コーナーにレギュラー出演中。「報道ステーション」「NHKクローズアップ現代+」などTV出演も多数。

著書に『AI時代を生き抜くということ ChatGPTとリスキリング』(日経BP)『いまこそ知りたいDX戦略』『いまこそ知りたいAIビジネス』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『経験ゼロから始めるAI時代の新キャリアデザイン』(KADOKAWA)、『才能の見つけ方 天才の育て方』(文藝春秋)など多数。

パロアルトインサイトHP:https://www.paloaltoinsight.com/

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